2005-05-25

雲隠れ?  NO 1167


 今日のご葬儀、受注時点からスタッフで話題になっていたのが故人のお名前。まるで皇族のお方のようだから。それは、回覧板で訃報通知が回された地元地域でも同じだった。

 私が司会を担当することになり、朝からナレーションの創作に入ったが、そこで<やはり!>という事実が分かった。

 四十八代も続く四国の名家のお生まれ。スタッフからの情報によると、由緒ある神道につながりのあるご実家だった。

 開式前、喪主様を伴ってお寺様の控え室にご挨拶に参上。階段を上がりながら憔悴されたご苦労話を拝聴した。

「喪主って、疲れますね。親戚の人達への気遣いが大変です」

 上述のようなお家柄、心からご心情を拝察。喪主さんと私は同年代、互いの健康状態も話題になったが、葬儀は腰痛に苦しみながらもシナリオ通りにビシッと進んだ。

 ご出棺をお見送りして会社に戻る。企画室が大忙し、今晩のお通夜のメモリアルボードとビデオ編集が大変だ。何より式場が遠いという時間の問題がある。ボードを優先させ、ビデオは私が出発するまでにとハッパを掛けた。

 やがて出発の時間、情報によると駐車スペースが大変とのこと。そこで講演に出掛ける女性スタッフの車で送ってもらうことに。

 式場に着くと担当スタッフから報告が。式場前を通られた一般の方々が「祭壇を見せて」と何人も入って来られたそうで、皆さん「きれい!こんなの初めて」と驚かれ、多くの名刺が配られたという。

 このお客様のプロデュースコンセプトは「和の花」、メモリアルボード、ビデオ映像、ご遺影から音楽まで、すべてを「花」に関するシナリオで描いていた。

 ご親戚の方々からも「有り難う」のお声。お通夜が始まる前に感動のお言葉を頂戴すると<やり難い>と、そこからハイモード?の進行となった。

「社長が来たのか!特別だな?」とお寺様。明日は200名様の宗教団体の会合があるそうで、若住職が導師をつとめられると伺った。

 そうそう、今日、弊社の事務所にご来社された方がいっぱいあったと聞いた。皆さんシーン・メンバーの申し込みだったそうだが、コンサート情報の郵送を求められているみたい。徐々にチケット入手が難しくなりつつあるよう。

 コンサートの定員は200名様と定めてあるが、カラオケ大会を含め、この数回はすべて満員となっている。そんなところからメンバー優先ということが口コミで広がったよう。

 明日の葬儀を終えたらコンサートの打ち合わせが入っている。今週土曜日のシナリオを明日に完成しなければならないが、ちょっとこれまでと違った演出を考えている。

 当日の日中は、隠れ家に隣接する3部屋が開放されている。地元のお母さんと子供達の料理教室。きっと賑やかだと予想。そこで隠れ家から退避しようと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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