2005-05-23

ふと、思ったこと?  NO 1165


 過日に届いたブラジルからの手紙、日系4世の高校生からだが、日本語を習っているそうだで「むずかしいです」と全文「平仮名」で書かれていた。

 ご丁寧に返信用封筒が同封されてあり、そこに宛名書きまでしてくれてある。妻が朝から郵便局に行き投函、切手代が130円と聞いて<間違っていない?>と驚いた。

 ネットやメールの時代、そんな中で何日も要する手紙のやりとり、そこには特別な想像力も生まれてくるもの。久し振りに「手紙って、いいもの!」と再認識した。

 日本から2万キロ以上もあるサンパウロ、ちょうど12時間の時差のある地球の裏側。そこにつながりのある人達の存在があり、将来は日本の大学へと夢を抱く女子高生。私の家にホームステイを希望されているようだ。

 ネットやメールのことだが、朝から午後3時頃まで社内のランの調子が変。スタッフからの報告によるとサーバーの不具合が生じているとのこと。そんな事情でメールの送受信が出来ずに難渋した。

 今日は、ちょっと寝不足。夜中の3時半頃に知人のお母さんの訃報。当直スタッフに連絡をしてから眠れなかった。

 昼前から順にお客様、隠れ家にお迎えした人が10人様。お陰でお茶やコーヒーを飲み過ぎたみたい。

 すべてを終えて片付けていたら印刷会社さんが来社。彼の結婚式で主賓の代行として祝辞をした歴史があり、懐かしい昔話に進展した。

 子供が生まれてから健康チェックに余念がないそう。自分が倒れたら誰が子供の面倒をと細心の注意、つい最近も胃の検査を受けてきたという。

 その彼の車で自宅まで送ってもらったが、車内の話題は「命」がテーマ。「酒を飲んだら乗るな」「事故を起こすなよ」と説教爺に。

 葬儀屋の私の話は効力があるよう。道中のハンドル捌きが慎重で、感心するほど安全運転だった。

 健康チェックも大切だが、加害者や被害者になったらコロッと人生が変わってしまう。潰瘍の傷なら医学のカメラではっきり見えるが、心の傷は本人しか分からないもの。ましてや治療の方法が大変だ。時が解決するなんて簡単な言葉を使うべきでない。

 これまで多くの方々のご終焉の儀式を担当した。それで学んだことは「死」はいつまでも悲しいこと。葬儀を終えてから本当の悲しみが襲ってくること。

私達葬儀社に出来ること、それは、ご仏縁を頂戴した通夜や葬儀で「あなたの葬儀、担当者が一生懸命にやってくれたよ」が基本の第一。葬儀の思い出が少しでも救いになると信じたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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