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2005-07-07

講演を前に  NO 1203


 明日、弊社のホールで講演会が開催される。NPO法人が主催されるものだが、身寄りのない方、家族に障害者がおられる方などへの後見制度を提唱され、葬儀に関しても「意思葬」という形式を提案されている。

 その中で私の講演も企画されているが、今回は「業界の常識は社会の非常識」というテーマでお話しをする予定である。

 夕方、ロンドンでのテロのニュースをとテレビを観たら、偶然、ある番組で上述のNPO組織の活動が採り上げられていたのでびっくりした。

 後見契約をされたお年寄りに携帯電話を提供され、毎日コミュニケーションを進められるとのこと。健康に関する情報から最近に多い悪質訪問販売への対策も考慮されるそうで、社会が歓迎するシステムだと放送されていた。

 葬儀に関するNPO法人の存在も多く、葬祭業者、仏壇販売店が囲い込み戦略のために活動するケースも目立ち、低次元な葬祭業者を下請化する構図が流行しているようで、悲しみのご遺族が二重に悲しまれる結果を迎えてしまう危険性も高くなっている。

 他業界から20年以上も遅れていると指摘される葬祭業界だが、その要因は「葬儀は非日常的」な出来事だから。悲しみのドサクサに紛れて他人任せや業者任せで進められる現実、このままではいつまで経っても変わることは難しいと断言する。

 そんなところから、今、弊社が加盟する日本トータライフ協会が注目されている。それは、葬儀のプロ達が集まり「自分の葬儀はどうあるべきか?」と真剣に考えた「かたち」を構築提案したから。社会の歓迎と賛同を頂戴する事実に嬉しい思いを抱いている。

 協会のHP内にほぼ毎日更新されているコラム「有為転変」の存在があるが、ご笑覧くだされば「愛」「命」「癒し」をテーマに真剣に取り組んでいる姿勢を感じていただけるだろう。

 グーグル検索で『葬儀 協会』『葬祭 協会』でトップページに出てくるようにアクセスが多く、コラム委員会のメンバーが重い責務を担っているが、一般の方々のお問い合わせが多くなってきているのが何よりの励み。今後も継続する努力が費やされる筈だ。

 明日の講演が終わったら次の日が大変、ミュージカル・コンサートの準備が待っている。

 最近、私だけでなくスタッフへの負担も高まってきており、5名程度の増員を考えている。人材から人財への育成には時間を要するが、葬祭業が究極のサービス業であることを認識してくれる人達を迎えたいもの。ここに「ご仏縁」の言葉を期待するところでもある。

 そうそう、久し振りに自転車で走ってみたら大変だった。ちょっとした坂を上っただけで膝が笑ってしまう。真剣に運動不足対策を講じなければと実感した出来事であった。

 今日の<HOME>接続は「日本トータライフ協会」です。コラム「有為転変」や5曲のオリジナル曲をお聴きいただければ幸甚です。
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