2003-11-07

友人からの「ひとこと」    NO 598

深夜に及んだ昨夜の録音、午前1時に何とか終わった。

 音響のプロと音楽コンピューターのプロが会話を交わしているが、専門用語が全く分からない。

「ジュリエット」という言葉が飛び出したので興味を覚えたら、それは、CDに落とす際のひとつの手法のこと。ロミオなんて場違いなことを言っていたら赤っ恥を掻くところだった。

私の前にセッティングされた多くの機材、その配線たるや、まるで迷路。そのすべての行き先がコンピューターにつながっている。

 同席していた弊社の本部長が、コンピューター画面を覗きながら固まっていた。

 「念のために」と言われ、CDに落とす作業を何種類もされているが、そこで始まった会話でびっくりする。

 「データー確認だけど、メールで送ってみる?」

 それは、午前0時を回った頃。相手側に関係するプロたちとの携帯電話が何度も交わされ、この時間まで付き合ってくださる人たちの存在を知り感謝する。

 この1ヶ月、ずっと宿題になっていた録音が終わりホッとするが、今日は午後から「隠れ家」での録音。これは、いつものビデオへのナレーション収録。選挙カーが通らないことを願いながら数本を吹き込んだ。

 そんな中の1本に、ご急逝された女性のものがあった。

茶道と華道に造詣深く、1週間ほど前に開催された生花芸術展、そこに出品された作品が最後の創作となってしまわれたが、特別ご来賓の常陸宮妃殿下からお言葉を賜ったそうで、大層お喜びになっておられたそう。

 そんなお元気な方がご急逝される。人の世の明日は分からない。「木枯らしの 訪れ 早き仏かな」 そんな俳句を思い出しながら司会を担当申し上げた。

 夕方、私の在社を電話で確認した友人がやって来た。彼は、今日の読売新聞朝刊で弊社の御礼広告を見たと言い、この「独り言」のアクセス数に興味を覚えて来たそうだ。

 数ヶ月前からインターネットを活用するようになったと言う彼、今日まで「独り言」の存在を全く知らなかったそうで、開けて駄文の列記に驚いたと語ってくれた。

 また、新聞を見たという知人からの電話も数本あった。そのすべてがアクセス数への興味。数字を伝えるとびっくりしていたが、中に失礼な発言があり腹が立つ。「エッチゾーンみたいな数字じゃないか」と、そんな表現はないだろう?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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