2003-11-16

納得の比喩    NO 607

世の中には知識の豊富な人がいるが、どんな専門分野でも、それを如何に短い言葉で相手に分かりやすく伝えるかということが大切。

 そんなところからすると、駄文の列記というこの独り言は最悪。相反する見本だろう。

言葉や文章の重要性は認識しているが、低次元な国語力では及ばず、私の場合、「書く」ことは恥を「掻く」ことになっている。

 今日、仕事の話をしている時、ある方から「目から鱗」という言葉表現を拝聴し、上述の表記に至ったと正直に吐露申し上げる。

 その方、たまたま地震のことが話題になった時、私がこれまで抱いていたモヤモヤの疑問を瞬時に解決してくださった.

それは、地震の震度とマグニチュードのことだが、もうひとつ分からなかったその関係を次のように解説された。

 「それはね、君の仕事に関係していることだよ。アンプにつながるスピーカーのボリュームそのものとも言えるね」

 つまり、マグニチュードとは震源地でのスピーカーボリュームのレベル。震度とは、それが伝わる場所での実際に聞こえる音量ということで、スピーカーから離れた分だけ小さく聞こえるということだった。

 テレビで飛び込んでくる地震速報。震源地と共にマグニチュードの発表があるが、おおよそのイメージだけを理解してはいたが、こんな比喩ではっきりと伝達された表現の巧みさに、「お見事」と心の中で拍手していた。

 社員教育や講演での言葉表現、そんな伝達が出来ればと思い直すことにし、また新しいテーマに出会ったような気がしている。

 生涯教育が叫ばれ、昔から「人間死ぬまで勉強」との言葉もあるが、どんな人にもその人だけの知識や知恵が秘められているもの。それらが先人の残した言葉「亀の甲より年の功」かも知れないし、表情の伝わらないインターネット世界と異なるとも言えるだろう。

 さて、そんなインターネットだが、今、私は「中性脂肪」についてのページを覗いている。血液検査の結果だが、いつもそれだけが引っかかる。度合いは軽度だが、心配性のなす行動。あちこちのページを見たらコレステロールより重視しなければならないよう。

 私は、アルコールは350の缶ビール1本が限界だし、暴食ということもない。しかし、やはりどのページにも「運動不足」という文字があった。どうやらそれが要因らしい。

 これから寒くなる。歩くことが少なくなる可能性が高まるが、可能性とは一方で危険性であると意識しておこう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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