2004-06-22

??週間振りに  NO 829

最近、体調が芳しくない。どうも早、夏バテ気味。この2週間、一滴のアルコールも口にせず過ごしてきていた。

 元々お酒に弱く、350mlの缶ビールでも多いぐらい。だから断酒は簡単だった。

 会食に出席して酒を断るのは難しいこと。何かの理由付けが必要だし、次々に来られる方々に説明するのが大変。そこで血液検査の数値を変えたいからと応えている。

 そんな中、久し振りに友人の割烹に寄る。そこで一年振りというご夫婦に会った。ご両親の葬儀を私が担当、それから懇意にしていただいている。

 今やどこでも焼酎ブーム。若い人からお年寄りまでが焼酎を注文されているが、日本酒に段々肩身の狭い思いがしてきていても、やはり和食に日本酒が似合うもの。飲めない私でも<お酒って、おいしい>と思うことがある。

 カウンターの隣に座られ「いいちこ」のボトルが出され、水割りを飲まれている。

 今日の朝刊経済面の記事に帝国データーバンク発表の15年度「焼酎売り上げ」ランクが掲載され、第一位にランクされたのは「いいちこ」で有名な三和酒類さん。過去に担当した密葬と社葬のことが思い出されてきた。

 突然のお電話から九州入りし、次の日に創業者さんの密葬の司会を担当。数日後に社葬の打ち合わせで本社に参上することになったが、山あいの高台に広がる社屋や工場を拝見し、<ここで、あの「いいちこ」が?>と感動を覚えたことが懐かしく甦る。

 受付の女性から手渡されたネームプレートを胸に役員会議室に向かう中、ショーケースに置かれた数々のお酒の酒類にも驚いたが、広告のデザインへの強烈なこだわりが伝わってきた。

 第一回目の打ち合わせが終わり会社を出たが、間もなく咲き誇るであろう菜の花畑と遠くに見える山々の風景が素晴らしく、何とか映像に収めたいとの思いに駆られ、社葬当日の早朝にビデオスタッフを伴って行った。

 そんな思い出に浸りながら、薄めの水割りを少しだけ飲んだらすぐに顔が火照ってきた。

 話題になったのは台風のこと。「大阪って、恵まれているね」で共通したが、ジェーン台風や第二室戸台風の体験話を拝聴し、子供心に記憶していた当時の恐怖も思い出した。

 今年は、どうやら台風の当たり年のよう。この5年間で九州に上陸した台風がないという報道に驚いたが、四国に上陸するケースが増えている事実。それは大阪に住む「強風」嫌いの私にとって「恐風」となる。

 どうか、大型台風の襲来がないようにと祈っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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