2004-06-16

台 風   NO 823

ふと天気予報を見ると、フィリピン付近に台風の存在があり北上を続けている。

 沖縄など南西諸島に影響を及ぼし始めるのは18日頃からだが、暴風警戒域が半径700キロという途轍もない大型台風。

 ゴルフでないが、フックやスライスして上陸が避けられたらと願っている。

 直径1400キロとなれば日本列島を包み込むスケール。全国で行われる通夜や葬儀のことを考えると恐ろしいが、私には別の問題も悩みに。

 このまま日本列島に近付いたら飛行機が欠航となるので心配している。ちょうど、その頃、私の代行で弊社の役員が外国に飛ぶ。

 ブラジルのサンパウロとリオデジャネイロにある浄土宗寺院「日伯寺」への参拝。このために組まれたスケジュールが変更されると大変なことに。

 サンパウロ在住の知人達とセッティングされているホテルでの会合を、こちらの事情で変更するには様々な弊害が出る。

 旅行会社とは別に、窓口になってお世話になっているのが現地の監査法人事務所だが、メールを日本語で送信してからポルトガル語に訳して皆さんに配布される。

 大阪、成田を経てアメリカに飛び、そこから南米に向かうのだが、片道の飛行時間が約30時間。この時間の余裕だけが逆に救いみたいになってきた。

 サンパウロと日本の時差は12時間。時計を変更せずにそのまま使えるが、昼夜が入れ替わり時差ぼけは避けられない。

 私の経験では、時差ぼけは帰国してからが強く、体内時計が狂うと予想外の変調を来たすもの。

 出発の日と台風の襲来が重なりそう。今から備えてメールの文章を考えておく必要性に迫られている。

 東京へ出張していた役員が帰阪したようだし、身内の不幸で里帰りしていた社員も出社した。

 「これ、お供養です」と頂戴した会葬返礼品が立派なもので恐縮したが、添付されていた会葬礼状が全国共通パターンの文章で残念で、それは、彼も同じ思いを抱いていた。

 葬儀社に勤務するプロの一員として、身内の葬儀で何か役立つことになったのか? そんな質問をしてみたが、「遺族の立場が経験できたことが貴重です」と返した言葉に拍手をしたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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