2004-08-09

学びの日々  NO 877


 毎日、多くのメールを頂戴する。その大半が商品セールスだが、中には<?>を抱く不思議なものもある。

 通常勤務時間帯は、数名のスタッフがメールを開く「権利」が与えられているが、それらは反面「義務」でもあり、重要案件なのに時間という問題でとんでもないことになってしまう危険性がある。

 私は、帰宅してからしかメールを開かない。会社とプライベートのアドレスがあるが、プライベートを知っている方は9人だけ。

 先月に新しい携帯電話を手にしたが、まだまだ操作が分からず、古いものも持ったまま。無駄な経費と指摘され、経理担当者から睨まれている。

 今日、ホテル関係者が来社されたが、そこで宿泊の「稼働率」が話題になった。65パーセントが最低ラインとなっているホテル業界だが、中には90パーセントを超えるところもあるとのこと。

 それぞれが企業努力をされているのだろうが、料金を下げているところと外国人をターゲットにしているところが増えている。

 7割以上が赤字経営と言われるホテル業界、そこに次々に新しいホテルが誕生する現実。ステータスを捨てなければならない、という究極の選択を迫られているホテルも少なくないようで、法要から偲ぶ会、お別れ会、社葬まで取り組むケースが目立ってきた。

  しかし、ホテルサービスの原点であるホスピタリティだけは大切にして欲しいもの。ステータスを捨てるのは勝手だが、プロの誇りを捨てたら確実に凋落の道。 より良いものを、もっと満足をという探究心なくして「繁栄」はなく、これらの現実がホテル業界の将来を「反映」しているように思っている。

 夕方、時間が空いてホッとしている時、女性スタッフからニコッという表情をされ、それが何を意味するかを察知した。

 溜まっていたビデオへの吹き込み。どれも私と女性スタッフの2人バージョンのナレーションの分。<仕方がないか>と、部屋のエアコンが利き出した頃から収録を始めた。

 その内の1本が長編物。資料映像の部分で女性のナレーターが入る。そこから3秒の間を空けて私が喋る。バトンタッチならぬマイクタッチを伴うやりとりだった。

 咽喉を潤す水分も大切だが、今の私は目を潤す目薬が必需品。量が多いとレンズみたいになって文字がダブる。こんな場合の適量も経験の中で知った。

 長い1本、BGMのレベルで苦労があった。2曲の録音で出力レベルが全く異なっている。これらを「勘」で完成させようというのだから感性が必要。システム器材を担当するスタッフのレベルも上がった。<私ももっと成長をしなければ>と考えさせられたひとときだった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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