2005-02-28

ミスの要因?  NO 1081


 今日は「友引」の日。前から開催が決まっていた「フラワー・アレンジメント」教室がホールで行われていたが、大半のスタッフが各式場に出掛け、お客様の接待担当スタッフが少なくて大変だった。

 昼過ぎ、講師さんを迎えに最寄り駅へ。宅配で送れない花を手提げ袋にいっぱいご持参くださっていた。

 この先生の授業風景は独特のもの。ご出席の皆さんそれぞれの個性を重視され、自由発想を大切にされている。お陰で張り詰めた空気もなく和やかな講習となる。

 数人の方の作品を前で紹介され、素晴らしい部分を「気持ちよく」ご指摘、創作者の嬉しそうな表情が何より会場を盛り上げられる。

 急用で欠席となったお方があり、その代わりとしてスタッフが受講。終わった後で彼女の作品を手直しされる先生、その技術を驚嘆しながら眺めていた。

 「また、開催してね」とお帰りになったお客様が多く、今後も定期的に主催しようとは考えているが、どうもスタッフ達が本業に追われて余裕がないよう。

 明日から3月、コンサートの案内や準備もしなければならず、日々に時間との競争が激化してきているみたい。並行して私のスケジュールも詰まってきた。下旬の九州行きが決まっているが、次の日にナレーターを依頼された式典が入り原稿創作が大変だ。

 仕入れ先の社長からのアポ、またマスコミの取材の申し込みも入っており、ちょっと<激務過ぎるのでは>とも思い出した。

 そんな中、事務所内スタッフのミスが多い。幸いお客様に被害が及ぶことではないが、私の血圧を上げる要因となっている。

 「勝手な思い込み」というのがその全ての問題に。人は往々にして「思い込む」性質がある。「いつも『?』を抱きなさい」と命じているが、<私は、思い込むタイプ>と本人が意識しなければ同じミスを繰り返す。

  人の能力というものは、一つのことに対してどれだけ「?」の数を抱けるかということで判断できると言えるだろう。45度しか見えない人、180度で考えら れる人など様々おられるだろうが、プロデューサーという仕事は360度に近い考え方が求められる仕事。だから他人から「臆病」に見られてしまう。

 プロの世界で「臆病」とは「慎重」の延長線上に存在すると思っている。

 失敗したくない。笑われたくない。謝罪したくない。後悔したくない。だからこそ「?」を無数に考え、ひとつひとつ解決していくわけである。

  プロデュースにあって最も重要なことはキャスティング。個性豊かな弊社のスタッフ達、平均年齢は恐らく我が業界では最も若いと言えるだろうが、何処の葬儀 社より新鮮でありたいと願いながら、他業種より30年ぐらいも遅れている業界の中で、協会のメンバー達と共に「愛」と「癒し」のサービスを創造したいと考 えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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