2005-08-18

めったに聞けない話?  NO 1244 


 パソコンのセキュリティ問題がいよいよ深刻になって来ていると教えられた。イタチゴッコの言葉があるが、急変するネット社会と法律の不整備ほどピッタリと当て嵌まる世界はないだろう。

 プロの話によるとプライベートなんて一切ないと考えるべきだそうで、今後ますます悪化すると覚悟が必要のようだ。

 ある割烹に立ち寄ると玄関横に何度か見たことのあるベントレーが停まっている。その後方に3人が乗ったままのベンツが並んでいる。

 彼らはボディーガードで、店の中に入ると思った通りカウンターに常連である有名な親分達が座っていた。

 初めて会ったのは3年ほど前だが、その時は何かめでたいことがあったらしくご機嫌で、話しかけられた際にベントレーを話題に持ち出して盛り上がった歴史がある。

 それから10回近く会っているだろうか、いつも愛想良く話しているが、交友関係はないので誤解のないよう。

「久し振りやなあ。あんたと話しするのは楽しみや」と始まった会話、隣席の人物に「兄弟、この人の話は説得力があるのや。ここのオヤジから聞いたのやが『話』のプロやそうや」

 兄弟と呼ばれた人も見るからにその道の本物、<これは、まずい!>と思いながら、葬儀や司会の話題にならないようにと考えたのがネット社会の話題。

「我々の社会もコンピューターが重宝されとるで。高い金出して詳しい連中をスカウトして来るのやが、みんなええ仕事やっとるわ」

 そこから盛り上がって行った内容には触れないが、この世界も一般社会の会社組織化されていることをはっきりと知ることに。

 他にお客さんがいなかったのが幸いだったが、メートルが上がるに連れ政治問題に飛躍。今度の選挙について彼等らしい裏話も耳にした。

 会話の中に次々に大物政治家の名前や大企業の社名が出てくる。その度に<!>という表情を見せる私、それが何やら楽しそうでどんどんエスカレートしてしまった。

 過去に警察の「丸暴」関係の葬儀を担当したことがあり、その時に受付に座った人達をはじめ参列者のイメージは本物と見分けがつかないぐらいで驚いたが、その服装、靴など身だしなみまで<!>したことが印象に残っている。

 どんな世界でも予想外に意識改革が始まっている。それぞれの道の知識をグローバルに学び、そこに知恵を働かせて昇華していくのだろうが、そのスピードがアップされてきているのは確かなようだ。

 前回に話題となったゴルフ、「1回勝負やろうやないか」と言われたことを思い出したが、今回はそのことに触れることがなかったのでホッとしながらお先にさよならしてきた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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