埼玉のプール事件が残念で気の毒でならない。市長や管理会社の社長が謝罪していたが、きっと＜なんでこんなことに！＞と後悔をしているだろう。

　ご両親や爺ちゃん婆ちゃんの心情を慮ると辛過ぎる。この世から人災という悲劇がなくなることを祈っている。

　世の中、どんどんおかなしな方向へ進んでいるみたい。将棋の名人戦、毎日新聞主催から朝日新聞に移行する決定が発表されていた。棋士の投票結果も僅少のようだったが、歴史が「お金」によって変えられた感もあり、どうも後味の悪い出来事である。

　将棋も囲碁も戦いではあるが、礼節を重んじる「道」がある筈。棋士の収入アップも大切だろうが、大阪のボクシング３兄弟のような世界とは異なるのではと残念な思い。「何でもあり」が＜ここまで！＞という思いがする。

　一方で、高校野球の不祥事が騒がしい。兵庫県では登録選手以外だから「辞退」は考えていないという発言もあったが、昔の連帯責任はもう古い考えなのだろうかと疑問を覚える。

　鳥取県の不祥事もひどかった。球場で選手が窃盗事件を起こしていたのだから信じられない話。監督や校長の責任問題の前に、親が羞恥心を抱いているのかと考えてしまう。

　これまでの「独り言」で何十回と書いたことがある。それは昨号にもあった「被害者になるな」と「加害者になるな」もそうだが、「戦争と宗教は人を変える」ということである。

　イスラエルとレバノンの愚かな戦争、隣国では非武装地帯で北朝鮮が発砲して韓国が応戦したと伝えられている。愚かな指導者がどれほど愚かな事件を起こすかは歴史が物語っているが、「死ぬまで治らない」という言葉を恐ろしく感じる。

　ややこしい宗教も問題化している。連日のようにニュースで採り上げられているが、今日の朝刊で大阪大学でも学生に注意を促したという記事があり驚いた。

　信者に変な行為を強制して逮捕された牧師の事件も記憶に新しいが、今度は教祖が女性に破廉恥な行為をしている宗教のようで、どうしてこんなレベルの人間を信心してしまうのか理解に苦しむし、その宗教の「摂理」という団体名称が何より衝撃だ。

　私が昔に受けた教育の中で思い出す「神様の摂理」がある。それは、この世に誕生する男女の比率、男性より少しだけ女性の方が多く生まれるバランスこそ神様が決めた摂理だというのである。

　男の子は育ち難いこともあり、親から大事にされるパーセンテージが高い事実もあるし、適齢期になれば若い年代から数歳年上までを嫁さんとして選択できる特権みたいなものもある。

　最近、そんな神様の摂理が崩壊しつつあることも事実。女性の高学歴と社会進出が大きな要因だろうが、それに伴って男性を頼りなく思ってしまう女性が増えたよう。その結果が生涯独身を貫く女性の増加に顕著だろう。

　塾生達のブログを順に訪問したら、九州の「ままごん」さんが追突されたという記事があってびっくり。後遺症が出ないようにと手を合わす。「ままごん」さんのイロイロ日記は弊社のリンクページからどうぞ。