2007-03-22

社会の崩壊?  NO1812



 お彼岸の中日、「お大師さん」の日に重なって大阪の四天王寺界隈が大混雑、西に下って一心寺にも多勢の老若男女のお参りの光景。

そ のまま恵美須町まで行くと浪速警察から北への堺筋は通行止め。東京の秋葉原と並ぶ電化製品の街である日本橋を中心に「フェスタ」が開催され、初めて目にし たメイドファッションの女性の姿にびっくり。<こんな祭りに何の意味が?>なんて思っていたら、ブラスバンドや「今宮えびす」の巫女さん達の姿もあった。

 古典落語に「道具屋」というのがあるが、この期間、四天王の境内には数百店の屋台が並び、その中には骨董や古道具の店が多く、最近はテレビの「何でも鑑定団」の影響からか人気があると聞いた。

 さて、インフルエンザの特効薬として服用されてきたタミフルだが、厚生労働省の指導から使用の年代範囲が急遽決められたようである。

 前々から問題になっていた副作用らしき異常行動、ここまで表面化してきたプロセスに何かが欠落していたような気がする。

  服用しなかったら、高熱で脳症を患う危険性があるとなれば患者や家族は困惑してしまう。タミフル服用で問題が生じたという人達が立ち上げられた「被害者の 会」のホームページを見たが、関連ページの中に医師が「昔の治療法は寝ることだった。2日も休めば自然治癒に向かう」という意見に何か不思議な説得力を感 じた。

 その考え方には「高熱は体内で菌との戦いが起きている」ということ。そこで勝つことが出来たら免疫にもなるとも書いておられた。

 上述したように高熱で脳症に冒されることになったら大変だが、高度な医学発展にあって解明出来ていないというのが我々素人には理解出来ないところで、幼い孫達がインフルエンザになったらどうしようと心配する毎日となっている。

  さて、いよいよ団塊世代という言葉が独り歩きするようになってきた。定義からすると団塊世代とは昭和22年4月2日から昭和25年4月1日までの間にこの 世に誕生した人達のことが対象で、現在、焼く750万人存在するそうだが、そうなると22年3月生まれの私は外れてしまうことになる。

 学校問題や教育問題を採り上げる番組をNHKで放送していたが、我々の時代には想像もしなかった少数学級にあって、学級崩壊や理解出来ない先生と親のやりとりがあるとはまさに危険な社会の兆候。

 定年で現役から離れる団塊世代の特技、その最たるものは「知識より知恵」と言えるだろう。政治から裏長屋まで拝金主義になってしまったらこの世は終わり、命の軽視はその顕著な兆しと考えよう。

  葬儀の世界も急変、激変してきている。そんな流れに大切なことが喪われてきていることも悲しい現実。弊社が加盟している日本トータライフ協会のメンバー や、私が開校した塾生達に共通していたのはその先に見える危険な社会。悲しみの場に「愛」がなくなることだけは避けたいものである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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