2007-03-10

半世紀前に  NO 1801


 花がいっぱいの式場の中、しばらくすると<!?>の感じ。<ひょっとして花粉症!>というような状態、しかし、すぐにそれが風邪の症状であることを知った。

 そこで暗くなり始めた頃に銭湯へ。いつもの風邪対策のためにスチームバスの中へ入ったが、出てくる蒸気を吸い込むために深呼吸をしたら、咽喉が熱くて痛みを感じる。もう扁桃腺のあたりに炎症が起きていると分かった。

<これは、やばい!>と、余り体力を消耗しないような入浴法で時間を過ごし、自宅に戻って薬を服用。それは、風邪の兆候を感じた前回の診察時に医師から貰ってきた薬だったが、効力期限というものがあるのだろうかと疑問を抱きながらの服用だった。

 もう日付が変わってしまったので今日となるが、土曜日は還暦同窓会に出席する。昭和21年、22年生まれの団塊世代の集まりだが、すでにこの世を去った同窓生が少なくない事実に寂しさを感じる。

 最後に乗ったのが40年以上も前という「上町線の路面電車で!」とも考えているが、モードは一気に「三丁目の夕日」時代に突入するような気がしている。

 今の上町線はスマートな電車が走っているが、当時には確か大正時代に製造された電車があった筈で、今でもそのユニークなスタイルを憶えている。

阿倍野の近鉄百貨店の横から出発し、天空館のある昔の阿倍野斎場交差点を通り、阿倍野警察を右手に過ぎたら急カーブ、そこから軌道が路面を離れて普通線路になり、松虫、天下茶屋を通って北畠に出るとまた道路を走る。

 私が通学していた頃、阿倍野斎場の交差点で浪速区の恵美須町と当時東住吉区にあった平野駅を結ぶ平野線と交差していたが、今では平野線は廃線となっている。

 北畠を出ると姫松、帝塚山3丁目、帝塚山4丁目と停まり、その次が高台にある神ノ木駅。そこから一気に下って住吉大社の最寄り駅に着き、ここで恵美須町と浜寺公園を結ぶ阪堺線と交差する。

 当時の記憶では、上町線の車両は阪堺線の車両より長かった筈。2メートル以上の差があったように思う。

  そんな上町線に501という車体番号の新車が走り出した時はびっくり。それは「空気バネ」の乗り心地が全く異なる世界を初めて知った体験でもあり、いつ 回って来るか分からないのに、帰りは3本の列車を見過ごして待っていたのにやって来ず、諦めて次の電車に乗ったことも懐かしい思い出だ。

 昨秋頃から企画されていた還暦同窓会だが、ホテルを会場とすることを変更し、学校見学や住吉という地元会場で練り直されたよう。それぞれが集まるのには不便もあろうが、当時にタイムスリップするのには好都合、懐かしい人達と再会をしてこよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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