2003-12-31

合掌申し上げます   NO 653

今日で平成15年ともお別れ。写真は、一流ホテルでの講演風景。最近、90分の講師を担当すると腰が痛くなるが、連続6時間のセミナーを担当した元気な頃を懐かしむ。

 大阪は、朝方からあいにくの小雨模様。昼の気温は9度ぐらいだったが、夕方頃から冷えてきた。

 朝刊を読むと、「何事もなかったような除夜の鐘」という川柳があったが、お手伝いする恒例の除夜の鐘があり、毎年準備している暖房用具をお寺に運ばせた。

 平成14年3月1日から書き始めた「独り言」。これまでの調子で続けたら来年の大晦日には1000号を超えている筈。<横着をしなければ到達できる>と頑張ろう。

 弊社が加盟する日本トータライフ協会のコラム「有為転変」も、今日で699号。明日は記念すべき700号だ。

メンバー掲示板を覗いたら、九州の落合葬儀社の後継者が発信している「もっこす瓦版」が、昨日で400号を迎えており、「よく頑張った」とメッセージを入れておいた。彼は、20代の若者だが、素朴で勉強熱心な好青年。その文章の中にやさしさが感じられる。

  彼の会社HPのリニューアルに際し、「君も書け」と言葉を掛けたら「書きたいです」との元気な返事。聡明でカッコいい弟さんと、弊社で2年間研修をしたか わいいお姉さんの存在もあり、<何とか書くだろう>と思っていたら400号。我々のコラムなんて質より量、その継続性にこそ意義があると考えたい。

 私が書くのは「生きた証し」だが、それは彼の世界では酷な話。言いたいこと、疑問が生まれたこと、お願い事など、何でもいいから書くことが大切。

 ある日、彼の親父さんである現社長からメッセージが届いたが、そこに「書くことは『恥を掻く』ことだと思っています」という一文があり、息子に対する深い愛情が伝わってきた。

  現在、協会加盟メンバーの内で8社がコラムを発信している。それぞれが忙しい中で挑戦しており、リニューアル準備中で休載しているところもあるが、みんな 個性が感じられる内容。葬儀社とは葬儀<者>なんだと実感する彼らの世界。これからも継続していって欲しいと願っている。

 弊社のHPリ ニューアルから、今日でちょうど4ヶ月。この間のアクセス数が恐ろしいもの。それが背中と指先に負担となりスタンス変化を求めているが、これは、あくまで も道楽で始めたこと。そのエンディングは私の人生の終焉で終わるが、神戸の公詢社さんの「あるがまま」のタイトル的に、「このまま」「そのまま」で続ける つもり。

 ご訪問の皆様、この1年間、本当にようこそお越しくださいました。御笑覧に深謝申し上げ、衷心より手を合わせます。

 どうぞ、ご健勝でよいお年を迎えられますよう祈念申し上げます。    合掌
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[654] 増えた羞恥の世界   NO 652 投稿日:2003/12/30(Tue) 22:07

 明日は大晦日、今年最後の葬儀の司会を担当する。

 この1年の喜び悲しみのすべてを押し流すように今年が終わるが、オリジナル葬送音楽「慈曲」の旋律が侘しさを一層醸し出すような思いがしている。

 夜、タクシーで大阪城の東側を走っていた。この道路は最近に一部開通した幹線道路。両側が立ち退きというところからライトアップされた大阪城が美しく浮かび上がる。

 と思ったら大きな煙突のある建物で見えなくなった。この建物、推察ではゴミ焼却施設のよう。城の歴史文化が一瞬にして現実に戻った。

 冷え込みが堪える。そこで過日の「年末の治療」で書いた接骨院で今日も治療を受けてきた。

 後頭部の辛さだけではなく、診療中に発見出来たのだが腰も悪いみたい。

電気療法にマッサージが気持ちよく、最後にローラーというコース。ベッドに横になっていた時、流れていた音楽が「G線上のアリア」のスキャットバージョン。そこで映画「お葬式」を思い出し苦笑する。

 あの映画の封切後すぐ、お寺の別院に呼ばれて宗教雑誌の対談をした時の光景が懐かしい。

 あの頃、私も若かった。テレビのゲストで何回かご一緒した「浜村淳さん」との対談。葬儀のナレーションを「浜村節」でやったらエライこと。きっと映画の「弁士」みたいと想像する。

 さて、今日、弊社が加盟する日本トータライフ協会のメンバーが、HPを開設した。

 社名は「株式会社 チタソー」。愛知県に在する大手葬祭業者。弊社HP内のリンクページからつながりますが、今日のタイトル横の<HOME>からも可能です。

 社長の竹内氏は、今秋にお父様がご逝去。その合同社葬で大変なご苦労をされたが、僧籍を持する彼、喪主を体験して「本物の葬儀社になった」と言い、コラムを発信されると宣言されたので楽しみにしている。

 そんな「株式会社 チタソー」さんのHP、中に「お邪魔虫」のように私が登場している。

駄文を偉そうに挨拶と称して掲載されているのだが、また、羞恥の世界が増えたように思っている。
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