2005-03-25

多忙の中で  NO 1106


 企画室のパソコンと大型プリンターがフル稼働。明日のクラシック・コンサートの準備だが「癒し」をテーマに謳っているところから、舞台の両側にセッティングするイメージデザインが大変だったよう。

林の中の風景、可愛い小鳥、青空と花畑などのプリントが出されている。何とかそれらしくなってきたが、左右対称というところで「?」も。次の課題として目を瞑ることに。

 隠れ家の隣の部屋が騒がしい。5人ぐらいのスタッフの声が聞こえてくる。中を覗いたら法要祭壇のセッティング中。明後日に満中陰を迎えられるお客様が午後から来社されるところから、式場となる地元の会館で組まれる祭壇イメージを模索していた。

 そんな時、企画室長から報告があった。社員のお母さんのご逝去の件だが、電話連絡があり「ドライブ葬」形式で進められ、後日にお別れ会が行われるとのこと。

 故人が生まれた地、ご夫婦が出会った思い出の場所、子供達を育てられた昔の家など、人生に深くゆかりのある場所を数台の車を連ねて訪れるという形式のようだが、彼らしいハートが感じられる葬送となるだろう。

  今後、5年、10年で葬儀の形式が激変すると確信している。最近に強い傾向は「自由葬」的なご要望。ご本人の生前の意思を中心に考え、家族全員が参加して 「かたち」を決定されることだが、業者側に都合のよいビジネス発想を提案する時代ではないことは確か。弊社のオリジナルである「慈曲葬」が着目されてきた のがそれらを顕著に物語っているように感じている。

 いつも10年先のことを発言して嘲笑されてきた歴史を持つ私だが、その通りの結果を迎える現実を前に説得力がアップしてきたみたい。来社される同業者の方が増え、誰もが真剣な表情なので熱く語り合うことが出来る。

 そんなところに、また10年先の新しい発想が発見できることも多く、非常に有り難い情報ソースの要因ともなってきた。

  今日は、制服のトップメーカーさんが広島からご来社。サマーシーズン用の葬儀制服について話し合ったが、来客が重なり2階のホールでお待ちいただいた際、 そこで伺ったことで驚いた。お一人の女性の方がピアニスト。明日のコンサートのためにセッティングしてあったシンセサイザーを弾いてくださることになり幸 運な思い。

 夜、我が生野区林寺からプロデビューされた女性歌手「勝本華織」さんとの音合わせ。今年に大学を卒業され本格的に活動されるそうだが、2002年に東京大学で歌われ「東大新報」で第一回学生アイドル大賞に輝いた経歴も。

 彼女のオリジナルの2曲が中々のもの。サービスに歌ってくれたメドレー「渡辺はま子」さんの名曲「支那の夜」「蘇州夜曲」も素晴らしく、ひょっとして私の年代に<合わせてくれたのでは?>と推察も。

 終わってから1時間ほど隠れ家でお過ごしいただいたが、この間に葬祭業の世界についてお話も。

  お帰りになった後で「MAMADIARY」さんのページを開けると、非常に重いテーマが今日の「ひとりごと」に。それは、めったにない「献体」の葬儀体験 だった。故人の崇高な意思を遂行する裏側に秘められた出来事だが、勉強になるので是非<HOME>からご訪問くださいますよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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