2016-12-06

もう10年も!  NO 5050

アンパンマン列車師走のこの時期に宅配が届く。あちこちで気に掛けてくださるのか「お歳暮」なので恐縮するが、皆さん拘ってくださるようで今日の一つに「お米」があった。

我々夫婦は医師の指導により食生活に神経を遣っている。玄米、麦ご飯もあるし白米の時雄あるが、糖分を摂り過ぎないように心掛けている。

昨年のこの時期は妻が検査入院をしていた。2週間の予定だったのに1か月の入院となった。やがて「ちょっと気になる病気の可能性が」と大阪大学付属病院を紹介された。可能性のあると言われた病気は300万人に1人という難病で、最悪と思っていたら大学病院の医師から検査の結果その病気だったことを指摘され、大変な手術を行うということで困惑していたが、最終検査で画像診断を受けたらその病気でないことが判明し、それから数日後に退院した。

始めに検査入院していた病院はJR大阪環状線桃谷駅の近くだったが、我が家から歩いて25分程度なので5日間往復していたら、6日目の朝に起き上がれなくなってびっくりし、苦労して医院へ行ったら「何か運動に関する神経が変調を来したみたい」ということで、私も大きな病院を紹介され、それから定期的に処置を受けることなって約1年となった。

何度も入院した体験もあるが、いつも奇跡みたいに退院することが出来た。今は障害者となって杖を手に歩くようになったが、これで外国旅行や遠方の他府県で講演をしたりしているのだから驚かれている。

夫婦の医療費や服用する薬の費用がびっくりだが、生かされるためには不可欠で、食後のデザートみたいに薬を服用している。

妻の交友関係は広い。毎日のように忘年会に出席している。私は一滴も飲めないので欠席ばかりしているが、グルメのお誘いには出来るだけ参加している。

昨日12月5日は初孫の誕生日。「幸せ列車」の「10年前の独り言」にもそのことが触れてあったので再掲をしよう。

アンパンマンと天使?  NO 1708    2006-12-06

町の相談事で時間が流れ、気が付けば日付が変わってしまっていた。昨日の葬儀で冷えたのか、腰痛がひどくなった。そこで朝早くから整骨院に出掛け、幸いなことに院長先生が施術治療。「鍼をしましょう」と勧められ、20年振りとなる「鍼」を受けてきた。

何とか治しておかなければ仕事に差し支えると、開店時間に合わせて銭湯の電気風呂にも入り治療行動に専念、お陰で少しだけ楽になったが、歩く姿がペンギンみたいで恥ずかしい。

今日は、初孫の満7歳の誕生日。私の古い携帯電話の裏に娘と孫の写真が貼ってある。それは1歳10ヶ月の時に連れて行ったアンパンマン・ミュージアムで撮影されたもの。高知県土佐山田の風景が懐かしく思い出されてくる。

さて、そんなアンパンマンのキャラクターである「ドキンちゃん」と「ばいきんマン」の絵を今日発信のブログに描いていた塾生がいた。

彼が担当した葬儀で「4日間振り回された」という体験談だが、他府県から参列された親戚の人達がそれぞれの地の慣習を持ち出して遺族を攻撃されたり、準備した食事や飲み物の数量が足りないとクレームを付けたりされるケース。これらは多くの葬儀で発生している愚かな事件である。

そんな矢面に立った塾生、4日間じっと「耐えて」「堪えて」我慢をし、悲しみの遺族に代って窓口となった行動に拍手を送りたくなったが、その葬儀が終わった時、クレームを付けた親戚の人達から「立派で素晴らしい葬儀を有り難う」と頭を下げられて感涙したと綴っていた。

本物の葬儀を行ったからそんな結果となったと確信するが、たった1時間の葬儀の中でそれらを感じさせるのは非常に難しいこと。ましてや宗教者の存在があり、数分という限られた時間内に感じさせることは至難の世界、それこそ究極のプロの技術なくして不可能だと断言するところであるが、技術よりもハートなくして成り立たないと知りたいものだ。

彼は、それを見事に遣り遂げたようで拍手を送る。耐えることは人を大きくすると教えたことを実践 し、会場空間を愛と癒しのハートで儀式空間に神変させ、「こんな葬儀の体験は初めて!」<この人は本物のプロだ!>という体感認識を与え、「失礼しました。ごめんなさい」という思いが「立派な葬儀を有り難う」という表現になったと信じながら<よかったね!>という言葉も送っておこう。

その結果につながったのは「命の伝達」であり、彼は私がくどいほど説いた「孫を持つまでは謙虚に」の意味が少し理解出来たようだと結んでいたことも嬉しいことだ。

一方で、東京の塾生が葬儀の制服会社のモデルとなり、パンフレット用の撮影を終えたと書いていた。

2月に全国の葬儀社に配布されるパンフレットに彼女が掲載されるだろうが、それらはネットの中でも見ることが出来る筈で、一般の方々にもご覧いただけるということにもなるだろう。

振り返れば、弊社の女性スタッフ達もモデルになった歴史があるし、社会リサーチで選出された女性達と葬儀について対談をさせていただいたこともあり、リフィンという葬儀の制服ブランドが誕生する際に「礼節」と「後ろ姿」がキーワードだなんて暴言を吐いた反省の思い出も懐かしいところだ。

あれから2年と少し、そんな中で塾生の1人がモデルとしてパンフに掲載される。彼女は塾生仲間から「天使みたいな人」と称される「やさしさ」を有する女性。発信するブログからもそれらが滲み出ているが、塾生として初めて会った時に<高校生!?>と勘違いをして「失礼ですよ!」と、弊社のスタッフから叱られた出来事を思い出した。

今日、配達されてきた手紙、その中に「あいだみつを」さん作の言葉が比喩として用いられていた。

「一生勉強 一生青春」だが、日本トータライフ協会のメンバー達や塾生達と交流していると、そんな言葉に相槌を打ちたくなる。それぞれがそれぞれの地で「やさしい」ハートで悲しみのご遺族に接する光景を思い浮かべ、葬儀に携わる仕事の崇高な誇りを再認識する日となったような気がしている。

今日の写真は四国を走るアンパンマン列車を。今は全国各地にアンパンマンミュージアムがオープンしているが、10年前は高知県土佐山田市だけだった。
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