2016-06-02

羞恥の人  NO 4873

観光列車「雪月花」今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマの中心はテレビドラマや映画で注目を浴びていた「臨場」に関すること。突然死の関しては医師法によって医師が警察に知らせる義務があるが、死因が不明となれば検死ということに進み、時には法的に死因調査ということから解剖ということになる。

もしも悪意で犯罪者が死亡診断書を意図的に偽造されたら、葬儀を担当する葬儀社が疑うことはなく、次の日には火葬許可証が発行されてお骨になってしまい、最悪の場合完全犯罪を手伝ってしまうことになる。

そんなことが絶対にあってはならないことだが、幾つか隙間があることは事実で、我々葬儀社も研修を受けて法医の知識を得ておく必要があるだろう。

随分昔のことだが、ある葬儀を進めていた時に覆面パトがやって来て、葬儀の責任者と話したいと言うことから私が対応したら。葬儀を中止して死因調査をするという出来事があった。

多くの会葬者の目前でそんなことになれば大変なことになるだろう。前日まで元気だったということから不審しという電話が警察に掛かって来たことを知ったが、故人はご自身のミスから階段から落ち、救急車で病院へ搬送された際もご自身が事故について医師に語っており、その後に脳内出血が起きていて不幸に亡くなられたものだった。

警察の担当者の上司と電話でやりとりをして担当医に確認して貰って問題は解決したが、長い仕事の中にはそんなことが何度かあり、過去に発刊したエッセイ「悦生」の終章に小説として臨場をテーマとして書いたが、結構話題になったものだった。

今日のそのブログを読んでいたら「警部」と書くところを「頸部」と誤変換していた。目の調子が悪いので目立って多くなったので恥ずかしい。

さて、舛添東京都知事の一連問題が喧しい。この人物にサイドからアドバイスをしてやる人がいないだろうかと、まずはその孤独な現実環境を哀れに感じてしまう。

都議会の冒頭で謝罪していたニュース映像を観たが、「お詫びしたいと思います」の言葉に何を勘違いをしているのだと伝えたくなった。多くの疑惑問題を起こして謝辞するのに「したい・思います」はないだろう。すでにミスを犯して都民や国民の「周知」となった問題を「羞恥」もなく「思ってどうするの?」と指摘したいのである。

こんな場合の発言は「お詫び申し上げます」と発言されるのが常識だが、大企業の不祥事からトップが会見で謝罪するケースでも多く見られるし、数年前のホテル業界の食品偽装問題でもよく見られた光景である。

「お詫びしたいと思います」という言葉を耳にするだけで愕然としてしまう。こんなことは日本人として常識であり、誰かが本人に教えて上げて欲しいと願っている。

社会は「おかしなこと」に「おかしい」と指摘しなければよくならない。政治家は誰もが自身の保身を優先させるが、都議会にも自分達の立場の保身のために行動をしない議員が多いよう。

リコールという話題も出ているが、参院選前の期間になって署名活動が禁じられているそうだ。過去に鹿児島県の知事が全職員を上海へ出張研修させるということから物議になり、リコールの署名活動に進んだ出来事があったが、「おかしい」と思っていても行動しない人が多いようだ。

今日の写真は最近に多いJRの観光列車の中から新潟で運転されている「雪月花」を。ジパング倶楽部の3割引きを使って行ってみたいとも思っている。
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