2013-11-02

秋 酣  NO 3448


 朝から医院に行き、インフルエンザの予防接種を受けて来た。自分が罹患することで他の人達を巻き込みたくないのでチクっとする痛みを耐えるのだが、齢を重ねても注射とは嫌なものである。

 ホテル業界が流行病のように問題が表面化している。もう全国的に拡がり、しばらくは収まりそうにないようで、結婚披露宴のシャンパンが違う地域の産だったり、伊勢エビの代わりにロブスターが使われていた報道もあって衝撃を受けた。

 あるホテルの料理長が褒章の対象になっていたのに辞退することも報じられていたが、思わぬところまで波及する問題の大きさに戸惑う人達も多いと想像する。

 過去に思わず<うまい!>という川柳があった。

「記録より 記憶もないわ その会議」
「その内に 自分で祝う 敬老の日」
「喜寿米寿 平均寿命に 追い付かれ」

 そんな17文字の世界を実感するかもしれないと考えさせられながら、お釈迦様の説かれた「四苦八苦」の言葉を思い浮かべている。

 お釈迦様がご登場されたので触れておくが、遠い昔には仏教とカソリックの世界は独身という制限があったが、神道やプロテスタントはイスラム教と同じでそんな制限はなかったようである。

 宗教者は、一般人である我々凡人の相談相手となる存在だが、恋愛、失恋、結婚などは体験した者にしか理解出来ない問題だし、ましてや子を持つ親、孫を持つ祖父母の心情もそうであり、妻帯を制限する規律に疑問を抱く思いもある。

 医院や蕎麦屋さんでの待ち時間に女性週刊誌を手に取ることもあるが、その内容に「占い」や「人生相談」の広告宣伝が多いのに驚かされる。また、「幸せになる」や「厄除け」という商品の広告も多く、それによって感化される人達のことを心配してしまう。

 昨日、「幸せ列車」のコラムにローマ在住の「藤原トミイさん」のご投稿があったが、その内容に感銘を受け、「恩送り」という言葉を思い浮かべなら手を合わせた。

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