2005-07-08

夏本番  NO 1204


 昨日と今日、読売新聞に今日の講演会を主催するNPOのことが採り上げられており、本日のセミナーについても触れられていた。

 単身者を対象とする後見ネットワークで、一般の方々からすれば関心が薄いだろうが、「意思葬」という言葉に興味を感じられたみたいで、そんな方々向けにお話し申し上げた。

 第一部の講演をされた人物はパソコンを接続して説明されたが、やはり120インチの画面は迫力があり説得力に効果があったように思っている。

 私の講演はビデオ映像と音楽を中心に進め、参列者体験という設定を考えていたが、5分バージョンのナレーションをやってみたら声のトーンが高くなっていることに気付いた。

 入院前と間違いなく声質が変化している。終わった後、私を知る女性の方から「声が変わった」とご指摘も

 さて、深夜から朝方に掛けて数件のご葬儀の依頼、走り回ってくれたスタッフ達の寝不足を心配している。

 梅雨の最中、昨日も雷雨がありゲリラ的な豪雨、大阪ドームで停電というハプニングもあったが、これからの時期は急に降り出す雨の心配も大変である。

 空模様が怪しくなる。外におられる参列者が落ち着かない状況を迎える。予想参列者数の傘の準備はしてあるが、夕立みたいな強い雨にはどうにもならない。こんな時、全天候型で参列者全員が入れる式場が便利となる。

 猛暑の中、接待担当スタッフも大変。汗ダクに雨ということになれば傘もさせない状況に。そのままエアコンの効いた室内に入ると夏風邪の危険性が高まる。

 昔から外の仕事が多かった私だが、帽子が嫌いで釣りやゴルフで誰よりも紫外線を浴びている筈。そんな影響からだろうが、50歳を超えてから肌のシミが目立ってきた。

 それらは手の甲にも顕著、ゴルフでグローブを必要とした左手と対照的な右手。今更どうにもならないが、日焼け止めクリームの存在を悔やんでいる。

 身に着ける黒の礼服が大変、夏場は日に3回ぐらい着替えることもあるが、今日もお通夜の前に自宅に寄りシャワーを浴びてから式場へ。

 メモリアルボードのお写真を拝見してから式場内に。オシャレな雰囲気のご遺影に手を合わせて音響チェック。音楽専用スピーカーの位置変更を命じ、担当責任者から故人情報を確認した。

 故人がお好きだった音楽のジャンル、10数曲のレクイエムバージョンが手元にある。その中から3曲を選曲してお通夜が始まった。

 読経が始まった頃、弔問者がメモリアルボードの前に集まっている。ちょっと情報入手にと近付いたら懐かしい昔話が拝聴できた。

 担当責任者がご遺族から何度も呼ばれている。深夜という時間指定のタクシー手配から明日の朝食のご注文もあったよう。

 葬祭サービスとは「何でも屋」的立場。呼ばれる前に側に伺うことが出来れば一人前。そんな気配り心配りが求められる。明日の天気を祈りながら帰宅した。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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