2014-03-21

春の嵐  NO 3584


強い低気圧の影響からか、東北から北海道は猛烈な吹雪。3月としては記録的な降雪というニュースもあったし、長野県のスキー場では雪崩が発生してスキーをしていた人達が巻き込まれた報道もあった。

我が大阪も深夜から強風が吹いていたが、数軒のお葬式が重なっていたのでお寺や教会で行われていた式場では大変だったようだ。

東京の日比谷公園で開催されていたイベントで、強風でテントが飛ばされて負傷が出たニュースもあったが、境内や道路に仮設されたテントで最も恐ろしいのは強風。これまでに何百回と恐怖感を抱いた体験もある。

自 宅で葬儀が行われる時代が当たり前だった時代、社会にはお互い様感情という絆で結ばれていた環境もあったが、そんな中で自宅が物理的に不可能なケースや、 参列者が多数来られる場合にはお寺を拝借することも少なくなかったが、その後に地域に「老人憩いの家」と称される会館が建設され、式場として利用されるよ うになった。

そんな流れの中で専門式場の潮流も生まれつつあった。参列者全員が全天候型の環境で行われる葬儀を体感されたら変化が生じる のは当たり前で、ご遺族と親戚の方々だけがエアコンの恩恵があっても、外に参列される方々の暑い寒いはどうにもならず、それらはお通夜でのお寺さんの法話 を拝聴出来る環境にも大きな影響を与え、多くの弔問者が焼香を終えると帰って行かれる現実も起きていた。

一方で、宗派によっては進行を共にされる方々がご本尊に向かわれてご読経をされるケースもあるが、地域の会館では物理的に問題が多く、ご本尊が見えない状態が一般的だった。

そんなところから参列者全員が入れる環境が歓迎された訳だが、高齢者が参列されるケースも多く、出来るだけ着席可能な環境を整えることも重要となり、車椅子対応などバリアフリーも当たり前の時代に変化して行った。

観光地の温泉旅館でもバリアフリー対応をしているところも増えたが、我々団塊世代も高齢になり、そんなことに敏感になったことも現実問題であった。

団塊世代の歴史の中に、子供の結婚年齢を迎え、やがて親の介護や葬儀を考えなければならなくなり、いつの間にか自身の健康に留意することになり、私のように大病を患うことも少なくないのである。

同窓会に行く度に人数が少なくなるし、食後は服用する薬のオンパレード。互いが病院情報のやりとりになるので寂しくなるが、人生とは長くもあり短くもあると言うのが振り返る歴史への思いだろう。

シーンのブログ「会長の独り言」には50年以上も前に林間学校で行った大峰山のことを書いた。ご興味がございましたらトップページからシーンのページでご笑覧を。
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