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2005-06-09

孤独の道?  NO 1182


 朝から企画室が大忙し、いよいよ12日のユーモアパネル展示会の準備が始まったから。

 葬儀社が絶対に発想しない健康をテーマにしたイベントだが、葬祭会館や葬儀社名の表記された会場でないから企画が可能となった。

 本来なら三ヶ月の準備期間を要する規模だが、何とか一ヶ月で「かたち」になった。交友関係の広い友人が予想外の協力会社を次々に誘致してくれ、介護食の試食から健康チェックまで幅広い企画がされている。

 私の担当は、当日の夜に行われる「びっくりコンサート」のプロデュースと進行。今晩の「発声楽」講座とミニ・コンサートが終わったら考えようと思っている。

 数日前、上述の友人が版画の作品を20数枚持参してくれたので拝見した。作者は「山川賀壽雄」さんだが、作品を目に驚嘆してプロフィールを確認したら国際的に著名な方だった。

 仏画も多くあるが、弊社スタッフ全員が感銘を受けたようで、急遽和室を二部屋提供し、ご来場の皆様にご覧いただくことになった。

 心が洗われる、それが抱いた第一印象。作品に記載された文字も内容も温かく、作者のやさしいご心情が見事に表現されており、健康をテーマにした今回のフェアで「心の癒し」のコーナーとして秀逸のご協力をくださったと感謝の合掌を。

 和室の装飾も始まった。コンセプトは「和の癒し空間」ということで、青竹を用いて掲示するよう工夫している。

  開催を知られた全国の葬儀社さんからの問い合わせも多いが、見学されても何の参考にもならないだろう。中には「模擬葬儀をされないのですか?」「無宗教葬 儀は体験できませんか?」「ホテル葬についてお話しを伺えませんか?」なんて電話やメールもあるが、それは協会のメンバーと塾生だけの交流に限っている。

 弊社やメンバー達が有するオリジナルソフトだが、競合される同業者さんが入手されたら「脅威」だろう。随分昔から私の発想は「驚異」的に嘲笑を受けてきた歴史があるが、それらがすべて他社の「脅威」になってきたのだから面白いこと。

 道を極める、葬道を歩むなんてえらそうなことではないが、自身を研こうとするには孤独の甘受が必要だ。それは、これまでずっと体験したプロセスとして若い人達に教えたい。

 時代が確実に変わった。同業者が異端視する発想を、お客様が直接求められるようになってきた。

 自社で絶対に出来ないことを知られると、同業者の皆さんが否定モードに入られるのは世の常。弊社にはそんなオリジナルソフトがいっぱいある。これからは葬祭業も知的財産が重要になる。オリジナルCDの誕生で商標登録された「慈曲葬」が歓迎と賛同を頂戴している。

 これからも次々に「慈曲」が創作される。それを求めるのはメンバーと塾生、そしてお客様だけ。暗くて悲しそうな音楽や「お涙頂戴型」の童謡を流している葬儀社さんには理解できないだろう。

振り返れば「慈曲」の誕生は、自分の葬儀に流したい音楽が欲しかったから。そこでイメージをシナリオとして書いたものを素晴らしい方が作曲してくださったもの。

 癒しの言葉が流行しているが、癒しの音楽とは「音楽に癒される」のではなく、聴くことで自身を癒す心情を本人が抱くことになること。「慈曲」とは、そんなコンセプトが秘められている。

 今日の<HOME>接続は、写真を入れ替えた塾生のブログ。後ろ姿が彼のように見えるのでご訪問を。
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