2005-07-16
謳 歌 NO 1212
昨日に走り回った影響からだろうか、朝からジンジンと久し振りの腰痛症状。午前中の仕事を済ませ整骨院へと考えていたら今日は土曜日、午後は残念にも休診だった。
汗を流してエアコンで冷えるということが悪いようで、こんな場合は銭湯の電気風呂が最高と、この原稿を打ち込みする前に行ってきた。
夕方からカラオケのナレーションの創作、今回も知らない曲ばかり。歌詞を見ながら文言を考えたが、「愛」「命」「人生」のテーマを中心とした。
そんな時、予定外のお客様。ある企業の社長さんだが、当ホールで「展示会」を開催したいとのこと。チラシからポスターの制作まで可能ですと、これまでの制 作物をご覧にいただいたら「葬儀社でしょう?」と驚かれ、企画やプロデュースまで担当している事実に「便利だなあ」とニコッとされたそう。
そこからご表情が急変され、真剣な面持ちで次から次へと質問があったと聞いたが、写真からビデオのデモテープ制作、ナレーション録音まで社内で対応可能と いうことが信じられなかったようで、創作ビデオの一部をご笑覧いただくところまで発展。再度のご来社ということでお帰りになった。
夏祭り本番を迎えた今日、カラオケ大会に来られるお客様が少ないだろうと考えていたら予想外。スタッフ会議で決定した椅子の数をはるかに超えるご来場、改めてカラオケ人気を思い知った。
皆さんお上手、会場の拍手も温かいしタイミングが素晴らしい。出場者とお客様が一体となって盛り上がる。そんな中、トリの前に特別バージョンのナレーション。ブレンダ・リーの曲をお聴きいただいた。
予定の時間に「お開き」でお見送り。彼女の特徴的な声に「印象に残ったわ」という感想が多く、「私の葬儀で流してね」と高齢の女性のご依頼もあったし、「あの曲のカラオケはないの」というご相談もあり驚く。
中学、高校時代からブレンダ・リーとコニー・フランシスの歌が大好きだった私、曲を耳にするだけで瞬間にその時代が懐古できる。
団塊世代の青春時代に愛された曲、プレスリー、ビートルズと懐かしい。自宅の部屋にはレコードがいっぱいあるし、時折に当時の原音を楽しんでいる。
そんな一方で軍歌を多く知っている。近所に軍歌オタクみたいなオジサンがおり、小学生の頃から聞かされていたから。
こんな経験がプロデュースの仕事で役立ってくる。今年の6月に森進一さんの40周年リサイタルが行われ、オープニングで著名な作詞家「阿久悠」さんの詩で「歌って?」「歌手って」と朗読されていたが、いつの時代にも歌が生まれて永遠に続くだろう。
人生振り返れば歌がある。しみじみと心に沁みる出会いと別れの歌が好き。送られる人、送る人それぞれに思い出の歌の存在があるだろう。そこに人生の謳歌を感じ、拍手が生まれるものではないだろうか。
深夜に遠方からご訃報があった。2人のスタッフが担当に出掛けたが、帰社するのは朝方になるだろう。安全運転を心から祈っている。