2018-12-24
まだまだ欲望を NO 8406
年末から大寒波と言う予報があったが、交通機関の欠航や運休で帰省される人達に影響がないことを願っている。
インドネシアで発生した津波で多くの犠牲者が出ていた。火山の爆発による山体崩壊が起因のようだが、自然災害とは本当に恐ろしいもので、人工知能が如何に発展進進化してもコントロールは不可能だろう。
振り返ると今年は忘れられない出来事がいっぱいあったが、大阪北部に大きな被害のあった地震もびっくりしたが、台風21号の恐ろしい体験は衝撃的レベルであった。
テレビでニュースを尾観ていたら、和歌山県や関西空港で50メートル以上の暴風と知って覚悟をしていたが、しばらくして襲来して来た暴風の強さは想像以上のもので、「神戸付近に再上陸」のテロップ<これで弱まる>と思っていたら風向が変わって一層強くなり、我が家の揺れはそれこそ大地震のようでふるえていたし。そんな時に隣の奥さんからあった電話で外壁が飛ばされて大変な被害状況になっている事実を知った。
数日後に建設会社に依頼してブルーシートで応急処置をして貰ったが、続けて次の台風がやって来た時は恐怖を新たに抱いたが、強い暴風でなかって安堵した。
帰国していることで特筆しておきたいのはその頃にこの「独り言」で北海道のことに触れ、「地震が気になって仕方がない」と書いたら、その数時間後に甚大な被害があった大きな地震が発生していたので驚いた。
その後に北海道旅行の予定があったので心情として申し訳なかった、飛行機、フェリー、旅館の予約をしていたので行くことにして、秋田から五能線経由で青森に宿泊、津軽海峡フェリーで北海道に渡り、函友人と会ってその後にニセコ、登別に宿泊したが、ニセコ旅館「紅葉音」に車で来ていただき、あちこちの観光に同行くださった室蘭市民斎場や苫小牧市民斎場の皆様には改めて感謝申し上げるところである。
今夜妻の友人が来宅することになっており、一緒に私の友人の割烹で食事を共にしたが、所属していたライオンズクラブのメンバーさんが奥様と娘様を伴われて来られていた。
何度もゴルフにご一緒したこともあるが、当時のことを懐かしく思い出しながら楽しい一時を過ごせた。
ご家族は我が家の近所で会社を経営されておられたが、閉業されて近くに新築の家を建てられ転居された。
散歩時に前を通ることもあるが、高齢者向きに考慮されたようで、立派な平屋邸宅となっていた。齢を重ねて足腰が弱ると上下に移動することは困難になるし、何より危険が伴う。私は大病を患ってから自宅の階段では手摺のグリップだけではなく肘も添えて安全を考えている。
妻が骨折してから改めて高齢夫婦の生活空間は「平面」が理想と実感した。我々は近い将来に老人ホームに入る可能性が高いが、平屋の家での生活に憧れる心情も生まれている。
我が家は4階まであるが、3階は猫が行くしか利用されていない。前述のご家族から頂戴した丹波の黒豆の「おかき」をつまみながらこの独り言を打ち込んでいるが、今日会った妻の友人の故郷は京都府の伊根だと知って無性に行きたくなった。
この齢になり、身体、視力、聴力が弱っても「たい」という欲望は大切なこと。「行きたい」「会いたい」「食べたい」「見たい」がなくなると「逝きたい」になってしまう。もう少しこの世で何かを証しとして残したいと考えている昨今である。
今日の写真は南海電鉄の「こうや号」を。