2025-07-15
j人生黄昏 NО 10194
後期高齢者になってから周囲の人たちの多くが次々に亡くなり本当に寂しくなった。医院の先生に爪を切っていただいたり、隣の奥さんに定められた日のごみ出しをしていただくなど、優しい人達の善意に甘えて日々を過ごす毎日、寂しさの中にヘルパーさんの来宅が何よりうれしいひと時となり、買い物に行って貰う商品が冷蔵庫の中に並んで私の職を支えて貰っている。
尾道の友人からお中元が届いた。過去の一緒に行ったことのある友人とまたお好み焼きを食べに尾道へ行こうかと話していたが、私の体調不良で実現しておらず、お好み焼きの夢を見そうだ。
関西万博の開催中に本数は限られているが、大阪と尾道間を観光列車が運転されており、5時間半の所要時間で行く列車の存在があり、その利用も考えていたが実現は難しそうだ。「こだま」なら役1時間半で行ける尾道に5時間以上も要すると言うので調べたら、姫路駅など途中の駅でイベントが行われたり、福山駅では一時下車して福山城を見学するなって企画があってびっくりしたが万博終了までまだ時間があるので考えたい。
そんな中、立派なな和歌山の「桃」が届いた。この季節の桃と秋の「柿」は長年送っていただき恐縮しているが、こんな桃があるのかというほど大きいのでびっくり、早速ヘルパーさんに隣の奥さんに届けて貰った。
今日来宅のヘルパーさんが初めて我が家に来てくれたのは6年前で、妻が訪問看護師さんのお世話になっていた頃だった。老々介護は大変ということでヘルパーさんのお世話をお願いすることになったが週に3回来ていただいて掃除、買い物、洗濯などをしていただくので助かっている。
美術館や博物館のイベントに行きたい時に車椅子を押して貰って行くこともあるが、倒れないようにすることが骨折を未然に防ぐので重要となっている。
過去は変えられないが未来は変えられると言う言葉があるが、p認知症にはなりたくないし、寝たきりになるのは嫌だし、がんに罹患することも御免被りたいが、足腰の弱って来た現実は屋内生活も大変で、亡き妻の写真を目にすると「なぜ私より先に逝った」と怒りをぶつけている。
シニアカーで出掛ける際、お地蔵さんを見かける度に「孫の病気が良くなりますように」と祈っているが、早くよくなってくれることを願う毎日だ。
私が生活している地域にお地蔵さんがいっぱいあり、夏の時期になるとそれぞれが地蔵盆をされており、案内をご持参してくれるケースも少なくなかった。初めて子供が誕生した年の8月、3000円を封筒に入れ、50数か所を回った思い出がある。「お返し物はいりませんから」とつたえていたのに、次の日にはお下がりの品が山ほど届き、るでま駄菓子店がそのまま開業できるようだった。
困ったのは次の年の子のシーズンだった。案内状がいっぱい届き再度自転車で回らなければならなかったことで、10年続けて終わらせることにしたが、多くの人達がこの行為を御存じで、あちこちで話題になったこともあった。