2004-06-23
航空運賃? NO 830
ブラジルへ行った役員、飛行機が無事にサンパウロに着いたようだ。
成田から30時間以上の飛行時間、エコノミー症候群を心配しているが、まあ体力に自信があるタイプなので大丈夫だろう。
今、アメリカに入国する際のチェックが大変となっている。それらは日本国内とは全く異なる厳しいものだそうで、入国審査で別室尋問というケースがびっくりするほど多いらしい。
仕事でアメリカに何度も出掛ける友人がいるが、彼は、3回に1回は別室尋問されているそう。
何処へ? 何を目的に? 滞在期間は? そんな質問が次から次にあり、あやふやな受け答えをすると事実確認に及ぶ場合もあるとのこと。
テロへの危機感から入国管理官たちが、異常なほどの緊張感で神経質になっていると教えられた。
過去にブラジルに行ったことがあるが、当時の航空事情が嘘みたいな話。
ボー イング707型機だったと記憶しているが、羽田からアンカレッジ、ロスアンゼルス、ペルーのリマ、リオデジャネイロ、サンパウロと飛行した際、コックピッ トの扉がいつも開いていたし、機長や副機長が何度も客席にやって来て会話までしていたのだから、今では考えられないのどかな機内だった。
ブラジルからの帰路、しばらくアメリカに滞在したが、入国の際には歓迎されるような感じを受けたほどで、「アメリカでの素晴らしい日々を」なんて言葉も耳にした。
当時は、1ドルが264円だったと記憶している。勿体ない話だが、精神的苦痛から開放されることを目的に全行程をファーストクラス。エコノミー症候群という言葉は、まだ社会になかった時代だった。
円高が進んだ国際社会、アジアやヨーロッパにも行ったが、その頃にマイレージ・サービスが存在していれば随分と特典を得られただろうが、これも勿体ない話である。
最近のファーストクラスのシート進化が著しい。リクライニング角度が180度というベッド機能もあるぐらい。
当時のブラジル便「ヴァリグ航空」のファーストクラスのシートなんて、今のビジネスクラス並。しかし食事とサービスは高レベル。客室乗務員の質もさすがに「ファースト」と称されるものだった。
今月から日本航空の国内線がスーパーシートのセッティングをなくし、「Jシート」と命名された1000円アップのサービスを始め、その座席数を増設させた。
過日、東京から鹿児島便で利用したが、どうしてという「?」を抱いた。何れ、そのことについて触れることがあろうが、航空運賃とは不可解な世界。
昨日の新聞に、宮崎のフェニックスとトムワトソンゴルフクラブの2日間プレイで、一泊と航空運賃を含んで29800円という広告があった。
これなんて不可解より不思議な話。過日に書いた「弔問割引「「会葬割引」を航空会社で真剣に考えて欲しいと願っている。