2002-12-25

メリー・クリスマス   NO 294

東海道線にビジネス特急「こだま」が登場し、東京と大阪間が6時間半で結ばれたのは、確か私が中学生の頃だった筈。それが、今、「のぞみ」で2時間半。

 そんな「のぞみ」が、品川駅が完成してダイヤ改正されると1時間に7本も走るそうで、出張されるビジネスマンは、日帰りが当然と強いられる時代にいよいよ突入すると想像している。

 今回の出張は、ホテルで宿泊という日程であったが、便利な時代になって、腰痛やお疲れモードに襲われるのは、自身が齢を重ねた証拠。東京や博多を日帰りというスケジュールを何十回も体験してきた私も、今年は、さすがに5回だけにした。

 東京行きの「のぞみ」の中で、2列後方の席に有名な女性芸能人がいた。彼女は清楚でかわいいイメージキャラクターが売り物。日に何回もテレビに登場するお馴染みの人物。

マネージャーらしき方を伴っていたが、「どうして?」という思いを抱いてしまった。

 私達が乗っていたのは10号車。喫煙OKの車両である。

  通路側に座っていたマネージャーらしき女性が喫煙するからとは考えられず、名の知れたタレントさんの秘められた一面を垣間見た思いで、ちょっぴり残念な思 いとなった訳だが、イメージを重視しなければならないプロという世界からすると、残念だけではすまないという老婆心まで生まれたのは「大きなお世話」かも 知れない。

 さて、宿泊したホテルだが、もう十数回は利用した筈。ひとつだけ気に入らないことがある。「カミソリ」の質が悪く、3割の確率で顔に傷を付けている。

 ある時、チェックアウトの際、隣の宿泊客が「カミソリ、何とかしなさいよ」とぼやいておられたことがあったが、その人の気持ちがよく分かる。

しかし、口頭でサービス業の方に提起するのには抵抗感がある。なぜなら、自身もサービス業だからだ。

 今回も唇の上を切った。次回は自分の専用カミソリを持参しようと思っている。

 今日は、クリスマス。夜遅くに自宅に帰りこの原稿を打ち込んでいるが、ふとメールを覗いて見ると「メリー・クリスマス」という嬉しいメッセージが入っていた。

 送信くださった方は、高知県の「おかざき葬儀社さん」。
毎日、ご自分のHPで「ほっと一息」を発信されている女性。あの素晴らしい感性でお書き込みいただいた文章に、私の疲れが何処かへ行った。

 イブにリニューアル発信された「日本トータライフ協会」のHP。この改定会議を初めて開いたのが今春。

東京の高層ホテルの最上階にあるバー。そこで日付が変るまで論議を交わしたメンバー達の中に彼女がおられ、私が持ち始めたパソコンの初歩的な使い方を教えてくださったことを思い出す。

 交通費や宿泊費など、すべてはメンバー自身の負担。それで全国から多くの人たちが集う。そんなメンバー達が悲しみの遺族のために「愛と癒し」の研鑽を目指す。

 リニューアルされたHPには、そんなみんなのハートが込められており、クリスマスでの発信となった背景がある。
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