2007-02-11

天井を見ながら?  NO 1774


 夜に友人から電話、少しだけお酒を飲んで銭湯に行ったら大変、前に体験したように気分が悪くなって帰宅、妻に「横になる準備を!」と頼むと叱られた。

 その会合だが、大臣の発言が女性のハートに傷を付けてしまい物議を醸しているが、そんな世界とは180度異なるやりとり、同席していた人達のユーモアとインテリジェンスに拍手したいひとときを過ごしてきた。

 男女数名ずつの会合、決して「合コン」ではないので誤解をされないようにと申し上げ本題に入るが、団塊世代が中心となった会食。数組のご夫婦もおられた。

 デザートタイムの頃、オシャレで美人の奥さんの肩に手をやり、ちょっとお酒が回ったご主人が「美しき妻の魅力は短い。しかし、よき母の感化は長い」と、まるでオペラ調に語り始めた。

「それ、ロマン・ロランの有名な言葉ですね。子供達を立派に育て上げた奥様への賛辞の言葉でしょう?」そう言ったのは、向かい側に座っていた銀髪の女性。そして、彼女が続いて次のように言われた。

「妻とは青春時代の恋人。壮年時代の伴侶。老年時代の保母ですね。これは『ベーコン』の残した言葉ですが」

  そこで間髪を容れず、最もひょうきんな人物が「ヨーロッパの上流階級のディナータイムみたいな雰囲気だ。イイねえ!」と言葉を挟み、そして、レベルをグー ンと降下させるように「保母の次は看護師、いや介護士かな。大半の男が先にこの世を立って行くのだから」と言い、思い出したかのように私を見つめ、もう一 言追加をした。

 もう、お分かりだろうが、私の仕事に関すること「葬送の時の喪主」と言う発言であった。

 そこで上述の銀髪女性のご主人が「高齢になっている場合は妻より息子が喪主を努めるのが普通だよね?」と発言。それに対して隅に座っていたご夫婦が揃って寂しそうな表情を見せられ、ご主人が「息子があるところは幸せだ」とご自分達の境遇を語られた。

  娘さんが二人、どちらにも二人ずつ子供が誕生。ご夫婦にとっては孫が4人となるが、その全員が女の子ということで、誰かが慰めるように「女の子は可愛い。 当家は男ばかり3人の孫。家内が女の子の孫が欲しいと嘆いているよ」とフォロー。そこから一気に孫談議に突入してしまった。

 そんなところから、この「独り言」は布団の中で打っている。仰向けに寝たままパソコンを左手に託し、右手の人差し指だけで打っている。途中で手が疲れると左右の役割を変える。何と横着なと思うが、明日も会合があり心配している。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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