2007-02-08

心配ですね!  NO 1772


心配ですね! NO 1772
 この暖かさは異常、高知でツツジや向日葵が咲いたというニュースもあったが、我が大阪も日中は半袖で過ごせるぐらい。腰痛持ちの私にとっては有り難いが、何やら自然の「異変」が起きないかと心配も。

 インフルエンザの流行情報もあるようで、ワクチン接種を済ませていても「湿度」の高い環境が大切と教えられ、咽喉の調整には銭湯のスチームサウナが欠かせないと通っている。

 テレビで「新型インフルエンザ」を仮想した特集番組を観た。それらはまるで戦後の伝染病対策を思わせるような光景だったが、その中で「柩」「火葬」など、我々に関する部分には触れられず、果たしてそこまで危機管理が含まれているのだろうかと心配だった。

 我が業界も真剣にマニュアル化しなければならないだろう。普通のように通夜や葬儀を行うことは出来ないだろうし、それだけに「家族」から突然「遺族」になってしまう方々の悲しみの強烈な度合いを考えると、悲嘆に対する「学び」を講じる必要もあるだろう。

 また、従事する社員の健康に関する危機管理も重要だ。故に、専門家を招いて研究会を開催しなければならないテーマでもある。

 そんなことを考えながら式場へ行き、司会を担当。今日は、遠方の火葬場へとご出棺される。そこで往復の時間が心配だった。

スタッフ達と式場へ戻ってくる時間を予想、「今頃、ちょうど現地を出発した頃だ」と発言したら、10分も経たない内に電話があり、現在位置の報告があってびっくり。予想時間を30分以上残して戻って来たからだ。

 走行した時間帯からかもしれないが、全く渋滞もなくスムーズだったそう。そんなところから、また新しく選択の道が開けたような気もした。

 久し振りに雅楽の流れる葬儀、心洗われる日本的な奏楽を耳にしながら厳粛な儀式が行われた。

 仏式の葬儀のように、ずっと読経が流れる世界ではなく、祭主様の「詞」と奏楽以外は静寂の世界。そこでスタッフ達の足音ひとつにも神経を遣う。

 そんなスタッフ達が夕方から行われる「偲ぶ会」の準備に追われていた。メモリアルコーナーにセッティングするべきものの一部が、世話人の皆さんのご都合で当日の本番前になったそうで、何とか間に合うようにと心配していた。

  私が担当していた式場、すべての儀式を終えられてお帰りになる祭主様ご夫妻を担当責任者とお見送り、その後、彼女から「これ、祭主様からのプレゼントで す」と手にしたものを目にびっくり。素晴らしい宝物である。そこでお車の後ろ姿にもう一度深々と低頭拝礼、併せて感謝の合掌を申し上げた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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