最新 最古
2005-01-01

??005年スタート  NO 1023


 この十数年で最も冷えた除夜の鐘、塔婆を焚く側から離れられなかった寒さだった。

 「鐘の音は仏様のお声です。そんなお気持ちで突いてください」とご住職。突く前と突いた後、皆さんの2回の合掌の姿が美しく、何より平穏であって欲しいと願って耳にした鐘の音。

 冷え切って帰宅してから銭湯へ、電気風呂に直行したのは言うまでもないが、鏡を見て驚いた。顔が煤で真っ黒になっている。私の恒例の行動を知られる番台のおばさんから「寒かったでしょう」と慰められた。

 乗った体重計のデジタル数字が「60.00」ついに50キロ台に突入寸前、<ちょっと落とし過ぎたかな?>と思って帰宅、田舎から送られてきていた「お餅」3個を食す。

 朝から車で会社に出掛けてびっくり、玄関横に他府県ナンバーの車が止まっている。駐車場にも3台の知らない車。<誰か来社?>と思って入ったらそうではなく、近隣の方々の横着駐車だったみたい。

  世の中何でも有りとしても、ちょっとワイパーにメモでも挟むのが礼節では? それさえ出来ない方々、正月からこれでは幸せになれませんよ。何てたって、駐 車している場所は葬儀会社、ご不幸を専門にしているのですから。でも、ご不幸の中で「不幸でないように考える葬儀社」だから、びっくりするほど幸せになれ るかもしれませんね?

 アメリカに在住する娘、15時間の時差で新年を迎えた頃に電話があった。車でワシントンに出掛けていて戻ったそう。片道14時間だったと聞いたが、春に産まれる子供があるのにと説教も。残念ながらお目当ての孫はぐっすりオヤスミということだった。

 昨年、この「独り言」のご仏縁で結ばれた「MAMADIARY」さんのページを訪問、「気MAMAなひとりごと」を拝見してから掲示板を覗いたら、何と「空飛ぶ水冠」さんがお書き込みを。

 北海道と九州の女性、私はどちらもお会いしたことがあるが、御二人同士はお顔を合わされたこともないという。しかし結ばれた絆は強くて太く、到来したネット社会の素晴らしい部分を物語る関係だと思っている。

 メンバー各社が多忙のよう。弊社も元日から「ご納棺」業務が進められていた。「どうしても三が日を避けたい」というお客様もいらっしゃるし、式場の関係で5日まで延ばされるご当家も。

 明日から書き上げなければならない原稿があり「隠れ家」での私の仕事が始まる。年末年始に頂戴したメールの返信も大変だ。

 ストーブの効果が高い私の机の下、2匹の猫が機嫌良さそうに寝そべっている。そんなペットの表情に癒されながら過ごす元日の夜。今年初めてのコラム発信のエンターボタン。
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