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2005-02-27

秘められた苦労?  NO 1080


 3月2日まで、ご葬儀のスケジュールがいっぱい。遠方の式場で行われる大規模なご葬儀もあり気になっていたら、朝から奈良県へ出掛けなければならないご依頼もあったそう。

 明日は弊社のホールで「お花のイベント」があり、その準備も大変だ。しばらくパニック状況が続くだろう。

 <今日こそ散髪に>と思って出掛けたら満員、そのままお店の前を通過。喫茶店で30分ほど過ごしてから行ってみたら、さっきより増えており<夕方にでも>と考え直した。

 その喫茶店で過日に担当させていただいた喪主様とバッタリ。鄭重な御礼の言葉を頂戴し恐縮した。

 喫茶店のママさんも話題に参加、「社長の司会を初めて体験した会葬者は衝撃でしょうね?」と。続いて喪主さんがおっしゃったご感想が嬉しいことだった。

 「親戚みんなで驚きました。納棺を担当してくれた女性スタッフに感謝しています。お婆ちゃん、お化粧できれいになって喜んでいると思います」

 こんな会話で気分良くしていると、次にママさんが言われた言葉で考えさせられることに。

 「お客さん達の会話だけど、『高級葬儀って、なかなか受けてくれないそうよ。1日に何件までと決まっていて、それ以上は断ることもあるとか?』ってね」

 それは、社長である私のポリシーの一つであり隠すつもりはない。年に何件かをお断りしていることも事実である。

弊 社の葬儀は特別なスタッフ達のキャスティングによって構成される。キーポイントになる誰かが欠けたら完成度がダウンする。それが私の最も嫌うことであり、 それをご理解くださるお客様は2日、3日とお待ちいただくことになってしまうし、中にはご納得され5日目となったお客様もおられた。

 これは、決して自慢できることではない。企業や会社という観点からすると失格と判断されるべきことだろう。しかし、私が社長に在職している間、この考え方を変えることは絶対ないと断言申し上げる。

 「次の方、ご案内」なんて葬儀は、絶対したくない。大切に送られるからこそ「人」なのである。

  祭壇があってお経が流れ、焼香だけして帰ってしまう葬儀なんて今の時代では最悪。たった1時間で済まされることにも抵抗がある。すべての参列者には無理だ ろうが、少なくとも故人と何らかの「えにし」という接点がある人に「思い出」を「形見」としてお持ち帰りいただきたい。

 それには司会者独りで頑張っても無理がある。だからこそ様々なプロスタッフを育成している訳であり、「人材」が「人財」と呼べるまで共に精進したいもの。

 そんな思いを抱きながら「MAMADIARY」さんのページを訪問したら、びっくり。<こんなご苦労を>と同情を。派遣司会者さんとは<何と大変なのだろう>と再認識。負けるな、頑張れとエールを贈るつもりで<H〇ME>に接続を。どうぞご訪問くださいませ。  
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