2006-03-03
ハートの物語 NO 1442
出勤すると「今日のスケジュールです」とプリントを手渡され、司会と火葬場までの随行が入っていた。スタッフ達が忙しくて大変なようで、私の知人が導師を勤められるご葬儀を担当することに。
出発までに日課のブログを訪問、「クローバーママ」さんのページに嬉しいニュースが。昨秋にネットで広がった募金運動で行われた心臓手術が成功したそうで、今後の快復、全快を祈念した。
名古屋の塾生のコラム「つれづれなるままに」は、死を迎えた愛犬の葬儀の模様が彼女らしく綴られ、訪問着を着飾った愛犬の写真が涙を誘い、愛されたファミ リーの一員の死を通じ、今後に司会を担当される葬儀にあって「やさしさ」「あたたかさ」をより一層昇華されることになると信じ、ペットロスという悲嘆の一 歩目に「辛い思いをしただけ人にやさしくなれる」という言葉を送る。
「サンサンてるよ」さんからのメールに<!!>、彼女が先月に発信された「バレンタインデー」をテーマにしたコラムだが、ある会社から「朝礼の議題に使わせていただきました」とメールがあったそう。
彼女のコラムは「空飛ぶ水冠」さんのコラム「迷いの窓」とは、また違った味のある内容。きっとお2人のページは、訪問者の心の扉を開ける存在として共通するような感じを抱いている。
担当してきたご葬儀を終え、エアコンの調子がおかしかった車を修理チェックに預け、会社に戻ったら書類が山積み、「ナレーション作成を」と託されていた。
故人のご趣味は俳句に短歌、近年に詠まれた句を抜粋し、それらを散りばめる構成を考えて創作しておいたが、この間に事務所の電話が鳴りっ放し、落ち着いた創作活動が出来ず、ちょっと部屋を変更して対応することに。
暗くなってから、気になっていたお通夜の式場へ行った。担当責任者はチーフ・パーサー、「司会は誰が?」と確認したら「私がやります」と返し、やる気満々。3名の女性アシスタント・スタッフ達と共に進行する光景を見学してきた。
式場が落ち着いた頃、ご遺族のお2人に彼女が何かを差し出した。それは、かわいいケーキ、「桃の節句です。曾孫様でどうぞ」と、フォークを添えてプレゼント、「有り難う」というお言葉で式場内にあたたかい雰囲気が生まれていた。
メモリアルボードにお雛さん飾りをバックにされた故人のお写真がある。その前に置かれたケーキがヒントになったと言ったが、こんなサービス提供は大歓迎。後を任せて次の所へ向かった。
雨が上がってからの急な冷え込みで足腰がジンジン、<これは拙い!>と急いで帰宅。着替えてからブログを訪問したら<!!>感動の物語が。上述の愛犬の死、近所の方がプレゼントくださった花が愛犬のイメージに創られており、その写真が掲載されていた。
荒んだ社会にこんな温かいハートを感じる事実がある。「世の中、お金じゃないよ」と、塀の中の誰かに聞かせたい言葉を思い出す出来事だった。
「クローバーママ」さんと葬儀司会者「つれづれなるままに」のブログは、弊社のリンクページから接続されています。