2005-02-06

出張から戻って  NO 1059 


 電車の中で読んだニュースで「山口組」の勢力がパワーアップしていることを報じていた。警察庁の調査によると、全国の構成員の45パーセントが山口組所属とのこと。その勢いはますます強くなりそうだと書かれてあった。

 昨年の今頃、私は2名の女性スタッフを伴って神戸に行き、盛大の「組葬」のお通夜の司会を担当していた。

 組長と呼ばれる人物が何十人も参列される特別な男社会、数百人の弔問者であふれる式場の中、重厚で厳粛な「式」の空間作りに神経を遣った記憶が蘇る。

 加盟する協会の関係から神戸「株式会社 公詢社」とつながりの強い弊社だが、出来たら組葬の司会はご遠慮したいもの。

「あんた、凄いわ。明日も頼むで」と大幹部に言われた言葉も覚えているが、伴ったスタッフと共に「貴重な体験」で終わりたいと願っている。

 昨年から今年へと神戸に行くことが増えてきた。昨秋のホテル社葬セミナーや先月の大震災追悼式典のお手伝いなど、互いの交流の中で多くのことを学び合う仲間。社員交流会を大阪で行った際の盛り上がりも凄かったが、歌も歌わず話し合いばかりというのは協会らしい世界。

 二日間、名古屋でご一緒した吉田社長だが、過日にイチロー選手とゴルフ場で2時間ぐらい話されたそう。その時の会話が面白くて話しの種になった。

 さて、音響と照明のプロが来社。最近いつも伴われるアシスタントの方の年齢を耳にして驚いた。

 彼は、何とコンサートに関する芸術系の専門学校の現役学生。卒業を前に現場で体験学習をしているそう。

 音楽、演出、照明、MC、プロデュースなどの話題で時間を過ごし、「仲間と一緒に『隠れ家』に訪問させてください」となり、社長が「君も『久世塾』に入ったら」と言い出した。

 「独り言」の訪問者でもあるこの社長、お茶を持ってきた女性スタッフに「モデル、緊張したでしょう?」とやさしい言葉、そこで彼女の体験話に進展し、拝聴した照明技術の裏話が非常に勉強になった。

 帰宅前、お客様担当責任者の報告が。それは人の世のあたたかい話題で心が和んだ。

 ご高齢のご主人を亡くされた葬儀、ご遺体が病院から戻られる前、近所の方々20数人がご自宅の大掃除を手伝ってくださったそう。

 マンションや新興住宅地では考えられない出来事。きっとあたたかい葬儀になるだろうと感じている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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