2007-04-24

信じたい  NO 1843


 友人の兄が奈良県の生駒市内に住んでいる。過去に誘われてゴルフに出掛けたことがあったが、その時の昼食時に生駒市の特殊性についての話題もあり、びっくりするような内容に驚いたこともあった。

 そんな内容が一気に浮上したかのような不祥事発覚、テレビのワイドショーのネタだけで終わらせないで欲しいと願っている。

 近鉄奈良線にある生駒市や学園前などで何度か葬儀を担当させていただいたこともあるが、古い体質の地域性構図にお客様が嘆いておられたことが印象に残っている。

「古の」とくれば誰もが知るように「奈良」となるが、いくら盆地の地風で風通しが悪いとしても「悪風」だけは改善したいもの。地域役員への挨拶に行った際の「大阪の業者!」という抵抗感の裏側に秘められた「何か?」を感じた体験だった。

 学園前地域から入場する火葬場は奈良市内にあるが、そこまでの道路状況が悪いし駐車場が狭く、ご親戚が多くて自家用車を連ねて行くと大変である。

 今こそ法的に自由化となったが、この地域で手配する霊柩車は昔からタクシー会社が所有。我が大阪市内では考えられなかったシステムだ。

 しかし、日本の仏教の原点のような地域、歴史ある名刹を眺めながら火葬場に向かう野辺送り的な風情は奈良特有のものだろう。

 ちょっと本線から外れてしまったので冒頭のテーマに戻るが、問題になっている市長と議長の印象が非常に悪い。テレビのニュースで語っている言葉遣いが衝撃的に酷く、時代劇ドラマのキャスティングなら間違いなく悪徳代官に抜擢されるようなイメージだ。

 こんなオジサンに投票してしまった人達も衝撃を受けているだろうが、利害関係で「困った!」と嘆いている人も少なくないような気がするし、<自分も検挙されるのでは!>とビクビクしている人も存在するかもしれない。

 人生には様々な人との出会いがあるが、悪人と「出会う」ことは「出遭う」ことと考えるべきで、悪徳利益のためにそんな人物と交流するなら、いつか自身や周囲を苦しませ、後悔しながらこの世を去る結果になるのが自然の流れで世の常である。

 だが、一方に、偶然の悪戯による「被害者」となる危険性が多いこともしらなけれならない。北陸本線の特急列車内で被害にあった女性達の心情を慮るとあまりにも気の毒過ぎる。社会の無関心という問題と同時に、こんな「人でなしが!」という現実を知り腹立たしい思いが。

 アメリカで多くの犠牲者が出た銃の乱射事件、一方に毎日イラクで発生する自爆テロの被害者の存在もある。教育、宗教でどうにもならないややこしい人間社会になりつつある現状が何より恐ろしいこの頃だ。

 私は豪そうなことを言える人間ではないが、ひとつだけ誇れることは「あの世の存在」を信じていること。だからこの「独り言」に「手を合わせる」という表記が多いのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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