2002-06-04

熊本から・・コラム「もっこす」の誕生   NO 95

葬祭業は、これまで、忌み嫌われてきた業種としてのイメージがあり、若い人達の就職先の対象となることは皆無で、ましてや女性スタッフの活用など「夢」の世界でもあった。

 それが、今はどうだろう。大学からの就職に関する資料請求やメールもやって来る時代。これらは、社会不況に伴う就職難や、少子高齢社会到来による成長産業との認識と思われがちだが、決してそうではないと考えている。

  人生の終焉の大切な儀式に携わる、崇高な仕事。社会で最もホスピタリティが追究されるプロの仕事。葬祭心理学の研鑽に生まれる「悲嘆」の理解とケアなど、 究極のサービス業の認識が必要で、ホテルマンや航空機のパーサー以上の資質が求められる職業として、従事される方々が「誇り」を抱いて欲しいと願ってい る。

 数年前に、熊本県の葬儀社さんのお嬢さんを2年間、研修社員としてお預かりしたことがある。

彼女は、大学卒業と同時に、親の職業である「葬儀」の道に入った訳だが、何より感心したことは、葬祭業が立派な仕事であるとの誇りを持っていたこと。そんな彼女は、今、地元の皆さんのアイドル的存在として、「愛」と「癒し」のサービスを担当している。

今日、彼女の会社から嬉しい報告があった。ホームページをリニューアル発信されたそうで、新しいアドレスを取得され、これまでとは全く異なる充実した内容になっており、私が書いた推薦文が恥ずかしい限りとなってしまっていた。

 1カ月ほど前に、この「独り言」で、ホテルから救急車で病院に運ばれたという「鼻血事件」を書いたが、その時に迷惑を掛けてしまったのが彼女の会社。落合葬儀社である。

 今日発信の新しいHPに、また、若い後継者の立派な「志」が誕生していた。コラム「もっこす」の登場である。担当されるのは「克哉君」という20代半ばの若い人。
 因みに、今日の協会「コラム 有為転変」は、彼の担当文章となっている。

そんな彼に最も影響を与えたのは、高知県の「おかざき葬儀社」さんで、今、日本トータライフ協会では、コラムが大流行。東京の「井口葬儀店・株式会社エチュード」でも始まっており、年内には、数社から誕生すると予想している。 
 
 非日常的な葬儀という人生の通過儀礼。それだけに無知なお客様が大半。そんな方々を対象に、単なるビジネスとしての「囲い込み戦略」が潮流となっている葬祭業界。

今、私達は、日本トータライフ協会の活動を通じて、ビジネスとは全く異なる「道」を歩み始めているが、次代を担う若い人達が葬祭業を立派な仕事として認識されること。そして、社会に賛同される葬祭文化の向上になればとの思いが秘められている。


 熊本県 落合葬儀社  高知県 おかざき葬儀社

 上記のHPには、当HP内「サイトマップ」で、日本トータライフ協会メンバーコメントからリンクされています。

 また、東京都 井口葬儀店・株式会社エチュードには、「サイトマップ」で「ホテル葬への取り組み」からリンクされます。

 日本トータライフ協会「コラム 有為転変」は、「サイトマップ」で日本トータライフ協会にリンクください。

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