2003-02-01
ナレーター探し NO 331
今日は、日本トータライフ協会のメンバー達が大阪に集う。
若い人達を中心とした非公式な新年互礼会ではあるが、北海道から来阪されるメンバー達を考慮して、あたたかい鍋料理が考えられているようだ。
私は、東京での開催案を持っていたが、どうやら大阪の「食の世界」の魅力に負けたようで、掲示板の意見に流され大阪ということになった。
そんなメンバー達に、ナレーターを依頼したいと願っていることがある。
それは、私がシナリオを担当し、メンバー一同が尊敬する一流のクリエーター監修の元、1本のデモビデオを制作することなのだが、どうしても私がナレーターを担当できない事情があり、メンバーの中に数人の候補リストを考えている。
約8分のビデオ映像の中で5分30秒のナレーションを予定しているが、活用目的が特殊な世界であり、ナレーターの声質が極めて重要で、それこそ「声優」という域を要するのである。
彼らは、決して逃げ腰になることはないだろう。きっと「挑戦します」と応えてくれるだろうが、今回の原稿は一流プロでも難しい内容。
儀式調、アナウンス、癒し、やさしさ、そしてカギカッコと力強さに加え、エンディングでは「希望」というコンセプトが秘められてあり、日常に葬儀でこれらのすべてを体験しているメンバー達に白羽の矢を立てたのである
昨日から映像作りが始まった。タイトルが決定し、挿入音楽のリストのチェックに進んでおり、後はナレーターだけ。
クリエーター、依頼者、ビデオ会社の3者が私のナレーターでやりたいと思っているが、私の声は多くの方々が知っており、耳にすればすぐにばれてしまう。
この「ばれる」ことが活用効果を著しく低下させてしまうことになり、歯痒い思いを抱いている。
今日、大阪に集うメンバー達。彼らに、いつ切り出そうかと悩んでいる。せっかく楽しいひとときにとんでもない緊張を与えることは気の毒。
でも、これは貴重な体験にはなろう。そう思うことに救いを求めている。
掲示板を見れば、千歳空港や福岡空港に着きましたとの表記が入っている。午後3時頃にはホテルに到着するだろう。
白羽の矢は災難かも知れない。しかし、クリエーターと私の作戦にすべてがある。
「被害者は誰だ」 場がシーンとしている光景を思い浮かべている。