2004-03-26

バ ス   NO 743

今日は、久し振りに写真を掲載。過日に乗ったと書いた、東京駅八重洲口から茨城県のつくばセンターを結ぶバス。全長15メートル、定員84人という「メガライナー」。JRと関東鉄道が2台ずつ、計4台が走っているそうだ。

 最近の葬儀では、火葬場まで随行するバスの大半がマイクロバス。しかし、昔は大型バスが大半で、当時は大阪市営のバスをチャーターしていた。

 ある時、予定のバスが故障して代替車でやってきたのが一般路線用バス。相手が大阪市なのでお客様のクレームもなく、親戚の方から忘れられない思い出と言われたのも懐かしい。

 需要が多くて観光バス会社が何社もセールスに来たこともあったが、「観光」という文字に抵抗があるということで実現しなかった。

 最近、火葬場に随行される方が激減している。マイクロバスでも空席が目立つことも多く、参列される親戚の方が少ないことと、親戚以外の参列者が送られるケースが珍しくなってきている。

 東京では「お骨あげ」まで50分から1時間、大阪では2時間を要するが、東京の場合、火葬場で軽食の用意が一般的、だから第三者の随行は稀なこと。

 大阪では友人や近所の方が随行されることも少なくなかったが、いよいよ減少の傾向。これらは「焼香」だけが目的みたいな現在の葬儀の傾向に見られるように、ご出棺を見送ったり、野辺送りという葬送の「かたち」が急変してきている寂しい現実。

 昔、平野区の瓜破斎場までの走行経路で、路線バスが通行している狭い道を通ることが多かった。この道は古くから「山上参り」の道として知られ、国道25号線にある古い石の道標には「ふじいでらから山上へ」と記されてあった。

 この道、途中から昔の街道のようなところがあり、現在では一方通行となっているが、当時は路線バスや斎場から帰るバスとのすれ違いが大変で、恐怖と緊張の区間として有名だった。

 狭いうえにクランクになったところもある。そこでどちらかがバックする訳だが、霊柩車が先導している側が優先という暗黙の了解もあったようで、何より当時の運転手さんのハンドル操作は見事だったし、車掌さんとの連係プレイには感心した。

 さて、日本トータライフ協会のメンバー発信のコラムを訪問すると、また、私のことが記載されてあり、びっくりしながら恐縮する。

  3月25日付け「お別れの会・偲ぶ会・無宗教・ホテル葬」と題された「日々報恩」だが、株式会社チタソーの竹内社長は禅宗の僧籍を持し、真言宗の僧籍を持 す北海道の沖本社長と共に、厳しい修行を積まれた歴史があり哲学のレベルが高く、協会の中で拝聴する説教が楽しみでもある。

 葬儀に関するお客様のニーズの変化にあって、彼らの宗教者としての客観的意見は、協会にあって貴重な至宝。近い内に研修会が企画されているが、また熱い論議が交わされことを期待している。

 株式会社チタソーのコラム「日々報恩」は、弊社HP内リンクページからご訪問を。単なる葬儀社である私とは、次元の異なる哲学に触れられる筈です。
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