2006-02-26

横着でした・・反省!  NO 1437


 日課の銭湯に行き、女将さんと妹さんに迷惑を掛けてきた。友人のところで少しだけワインを飲んだのがいけなかったよう。温もり始めるとのぼせ気味、<これはいけない!>と急いで上がり衣服だけ身に着けた。

 そこで視界が薄暗くなって腰掛けたら「大丈夫!?」と妹さん。顔色が真っ青になっていたみたいで驚かれ、女将さんが冷たいタオルを持って介抱に来てくださった。

 ペットボトルの水を飲み15分ぐらい座っていただろうか、<今なら立てそうだ>という状態で帰ってきた。

 朝から疲れ気味だったこともある。深夜から雨、出勤途中でずぶ濡れ、肩に掛けていたバッグが濡れて徐々に重たくなって来るような状態、遠方で行われていた葬儀も雨で大変だったらしいが、高速道路の往復で事故がないように祈っていた。

 昨日の新聞記事、飛行機の出発時に携帯メールを注意され、客室乗務員に対して考えられない行為に走った愚か者のことがあったが、こんな人物は搭乗させないのが当然。同乗していた人達から「乗せるな」という声が起きなかったのかと不思議な思い。

 そんな光景を目にしたら、私だったら乗客の皆さんを指揮し「降ろすべきと思う人、拍手を」なんてやっていただろう。

 こんな愚か者を、反省があったようなので搭乗させたという日本航空も情けない。混乱している社内状況を顕著に物語るような出来事かも。社会には「退場!」というペナルティが存在して「然る」べき。それは「叱る」という言葉につながる大切なことだ。

 日本は平和である。オリンピックの初日だったが、友人の喫茶店に座っていると面白い出来事があった。一人のオバサンがマスターに向かって「鳥にもオリンピックがあるのね?」と言ったのである。店内が一瞬にして沈黙した光景が想像出来るだろう。

 そんなトリノで荒川選手が金メダルに輝いた。これも喫茶店での話題だが、常連客がNHKの放送に対して「おかしい!」と怒っていた。国旗を持ってウイニングランをしている彼女の放映を避けていたと言うのである。

 それは「確かに!」と同調する意見も数人あった。そこから国旗問題に発展、入学式、卒業式の国歌斉唱問題まで飛び出した。

 こんな話題は段々とエスカレートするもの。ついには春場所の大相撲の話題まで登場し、「君が代は相撲の時の音楽」という子供がいたというところで治まった。

 今日、アメリカに在住する娘ファミリーのHPを開けると、孫が通う小学校の日課について書いてあった。毎朝、愛国精神を提唱する教育が行われており、毎週木曜日には国歌を歌う決まり事もあるそうで、テレビでアメリカ国歌が流れると、孫が右手を心臓の辺り
に当てて歌っているとのこと。帰国してから複雑な思いを抱くことになるだろうと心配も。

 これまで多くの式典プロデュースや司会を担当してきた私、国旗儀礼を式次第に採り入れたことも少なくないが、音楽的にマイナー調の「君が代」という旋律に、純日本的な独特な感じを抱いている。

 入学式、卒業式で一部の教師や保護者が問題にしているが、ここで学ばなければならないのは、それらが「会」に化してしまっていること。「式」とは人生に於ける「重い」「思い」を抱く大切なものではないだろうか?

 銭湯のお二人に手を合わせてお休みを。ご訪問の皆様が、どうぞ、良い夢をご覧になられますよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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