2006-02-15

萌え燃え?団塊世代  NO 1426 


 地域の役員さんからのお電話、女性会の会合で今晩急遽ホールを使用されることになった。そこでスタッフ達が仕事の合間にホールの会場セッティングを。

 午後に消費者団体の講演に出掛けた。テーマは葬儀だったが、主催者側のご挨拶で会場内が沸いていた。

「私 達はスーパーのチラシなどから買い物情報に敏感で、10円安い、1円安いなんてキャッチコピーに釣られ、遠く離れたところまで買い物に行っています。で も、お葬式のことを考えたらまるで無知です。葬儀屋さんを前に語弊がありますが、大きな金額の買い物なのに何も分からず終わってしまっているようです。今 日は、信頼できる葬儀社の社長を迎えました。昨年に講演を拝聴したことがあり、内容に感動したのでお願いしました。自分も皆さんもいつか送られることにな りますから、今から賢い消費者になるためにお勉強をしてください」

 出席者の大半が女性、残念なことに映像設備がなく、音響システムも粗末なもので説得力のダウンが避けられなかったが、退屈させないように与えられた1時間半を担当。

 いつものことだが、講演が終わってからが大変なのである。お茶菓子の接待を受ける間に椅子が集まり出して取り囲まれる。そこから延々と質問タイムが始まるからだ。

 最低1時間はお付き合いするが、この時間は私にとって勉強になることも多く、飛び出してくる素朴な疑問が大きなヒントにつながり、座談会風のひとときも有意義である。

 そんな席で必ず出て来るのが講演のギャラのこと、それは興味本位ではなく、その方が関連される団体で講演をという純粋な思いからだ。

 一般的な方々向けの講演では「交通費のみ」というのが私の哲学、「お客様のお声を拝聴できることが貴重だから」と申し上げると拍手が起き、ちょっと恥ずかしかった。

 ご感想の中から「命」をテーマにした話しが歓迎されていることも分かる。これまでに体験した悲しい葬儀の物語りに涙を流す人も多く、そこで「葬儀屋さんって、やさしいのね?」と言われることが最も嬉しい。

  講演の中で「体感」をいただくというテクニックも活用している。出席者に遺族や参列者の心情が自然に生まれるように進め、そこで「黙祷」を体験願うのであ る。それは、全員が衝撃を受けられることになる。その瞬間から「黙祷」に対する思いが180度変わってしまうのだから不思議だろうが、受講者の皆さんが、 今後に参列される葬儀で司会者に対する眼差しが変わることは確実であろう。

 昨日の号で「梅の花見に行きたい」なんて書いたが、「サンサンてるよ」さんから梅の画像のスライドショーが入ったメールを頂戴し、そのやさしいお心遣いに手を合わす。

 過日に紹介した彼女のHPの創作落語「究極の病院サービス」が面白く、訪問した人達も抱腹されたよう。そんな中、「あれ、桂枝雀さんが演じたら最高に面白いだろうな?」という感想もあり、私も共感しながら彼の早過ぎた命終を残念に思った。

 来週半ばまでスケジュールがいっぱいになっている。体調はいいが体力が心配。しかし団塊世代の仲間が頑張っている。その一員として気合と志を新たにしよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net