2022-05-24

沖縄でのビール  ǸО 8891

メロン 富良野で撮影朝から医院へ行った。左足綾指の出血がきになったからで、もしも「内」が原因で切断になったら恐ろしく、原因究明に行ったのである。

診断の結果は「内」ではなく外傷で、何処かにぶつけたか挟んだことはないかと聞かれたが、思い当たることがないのでミステリーである。

左半身の知覚障害があるのは事実で。「温覚」と「痛覚」が麻痺しているのでこんなことが起きるのだが、手にする杖で躓く最近なので困っている。

不自由な目に段差が見えないのも恐ろしい。出欠の部分を丁寧に拭いてくださった先生に感謝申し上げたが、原因が不明な傷をつけないように気を付けよう。

さて、前号の写真は「デボラ・カー」と「ケーリー・グラント」で映画「めぐり逢い」の一こまだが。割烹をやっている友人が大好きな映画で、彼の亡くなった奥さんは「ローマの休日」が好きだった。

私が大病を患ってリハビリ入院していた時に、友人が「ローマの休日」と「めぐり逢い」DVDとデッキを持って来てくれたのでベッドの上に座って観たことが懐かしいが、「めぐり逢い」は大人の恋の物語で、ラストのシナリオが秀逸で、「デボラ・カー」という女優の上品な魅力を見事に物語っている。

「デボラ・カー」は「ユル・ブリナーと共演した「王様と私」でも彼女らしい一面を見せていたが、友人の指摘する魅力は映画の中でお祖母ちゃんとピアノで歌う場面があり、そこで置いたショールの意味が伝わることで、如何にもアメリカらしいシナリオである。

さて、前号でビールに関する面白い話題だが、十数年前、九州の友人から電話があり来る日の予定確認があり、空いていると伝えると、数日後にその日の伊丹から那覇行のスーパーシートの航空券が届き、沖縄旅行のお誘いだった。

ホテルでの待ち合わせまで2時間ほど余裕があったので。タクシーの運転手さんに「2時間ほど観光を」とお願いしたら、「ビールはお好きですか?」と聞かれてびっくり。「嫌いではないけど」と返すと、「では」と走り出され、幹線道路を少し走行すると右手にあった建物に入られた。

そこは道路沿いの入り口に軍服姿の米兵が立っており、普通ではないと思ったが、駐車場に停車すると中へ案内され、玄関口の女性兵士が敬礼姿でびっくりしたら、テーブルの上の記帳書にサインをされていた。

そこは米軍の社交クラブで、高官しか利用できない世界で、自衛官でも少佐以上でないと入れなかった。

運転手さんがオーダーしてくれたビールを飲んだが、支払価格は信じられないほど低額で
運転手さんに事情を聴いたら、ベトナム戦争に従軍されたそうで、沖縄人3人だけが特権パスを与えられたそうで、嘉手納基地ゴルフ場へ行きませんか?」と言われてびっくりした。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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