関東にいるジャーナリストから電話があり、「名古屋へ来てるから夕食でも」と言われたので大阪駅に行き、嫌いな新快速に乗車して守山駅まで行き、駅前のタクシーに乗って「美味しい近江牛を」と聞いたら、駅前のロータリーの過度のビルの１階にあると教えられ、その店舗に行ったら「本日休業」の看板が。

仕方なくさっきのタクシーに乗って「マリオットホテルに行くことにした。琵琶湖大橋のすぐ近くのホテルだが、私の持っているクレカの特典が可能となるので選択したが、ホテルの玄関から５段の階段が難関となり、降りて来てくださった運転手さんにエスコートして貰った。

「しばらく待っていてね」と伝えてからフロントへ行き、「鉄板コーナーはありませんか？」と聞くと、スタッフの方がレストランに電話で確認してくれたが、残念だが鉄板コーナーはないとのこと。またタクシーに乗って運転手さんお勧めの近江八幡にある店舗まで行った。

立派な店構えで期待感があふれたが、メニューで注文して出された肉を見て「京橋」の「近江」にしておくべきだったと後悔した。

タクシー代が１２０００円も要したし、食べ終わってから駅までのタクシーも１５００円を要した。

何とか昼食を済ませたが、名古屋へ行かなければならず、みどりの窓口で米原駅から「こだま」に乗り換える行程を決めた。

また新快速に乗り米原駅までやって来たが。「こだま」の発車まで３０分ほどある、この間に通過する「のぞみ」や「ひかり」の轟音と風圧に恐怖感が募る。これが２８５キロの世界かと納得しながら、新幹線の凄さを再認識した。

名古屋駅で待ち合わせ、彼のお勧めの和風料理店で１時間ほど過ごして別れたが、著名なジャーナリストらしいアドバイスをしてくれ、貴重なひと時となった。

帰阪するのに乗車したことのない近鉄特急「火の鳥」のプレミアム席で帰ることにして特急券売り場で購入したが「アメックスは対応できませんと言われて信じられなかった。先月に阿部野橋から橿原神宮へ行った際は可能だったカードが、どうして名古屋駅では利用できないかと不思議な感じ。

この近鉄特急の売り場には苦い体験がある。２０年ほど前だが、戸笈券を購入して支払いを済ませ、夕刊と駅弁を買った売店で財布がないことに気付き、特急券売り場に置いてきたことを思い出し、窓口でスタッフの方に確認したら、「女性のお客さんが拾得され、今、駅の事務所に行かれました」と教えられた。

事務所に行くと数名の駅員さん達が丁度確認の真っ最中。そこへ飛び込んで事情を話し、財布の中にゴルフ場のメンバーカードが入っており、金色の金属カードであることを伝え、名刺入れから自分の名刺を出し、合致したので助かったが、発車時間まで２分しかない。拾得してくれた女性へのお礼もしなければならず、戻って来た財布から３万円を出し、有り難うと失礼だったが手渡し、この電車に乗らなければお通夜に間に合わない事情を話し、何とか飛び乗ったら扉が閉まって発車した。

財布の中には３枚のクレジットカードも入っていたが、よくぞ届けてくださったと感謝いっぱいで帰阪した。