2007-01-17

未来のために  NO 1750


 ペコちゃんブランドの不二家が大変の状況に陥っている。東京に在住する義兄が不二家を定年退職したのは随分前だが、かなりの要職にあったのだから衝撃を受けているものと想像する。

 当時に姉から聞いた不二家の企業精神は立派なもの、今回の事件なんてまるで信じられないものだった。

 私が不二家の製品を初めて食べた記憶は小学生の頃、確かミルキーの大きな箱入り。手提げの紐が付いていて、ペコちゃんの目が透明のプラスチックの中で動くように作られていた。

 あの「甘さ」はあれからずっと印象に残り消えていないし、ルックのチョコレートのイチゴ味も忘れられない。それだけに残念でならない出来事、思い出に傷をつけないで欲しいと願いながら、革新されたペコちゃんの復活を祈りたい。

 さて、今日も奄美諸島で震度3程度の地震があった。明日は阪神淡路大震災から12年目、多くの犠牲者の手を合わせ、震度6で大揺れした我が家での恐怖を思い出していた。

 あの時、3階で寝ていた娘も結婚して子供が2人誕生しており、私が爺ちゃんと呼ばれる孫の存在を与えてくれた。

 あの大地震で家族が犠牲になった人達を多く知っているが、「世に神も仏もない」という言葉を何度も聞き、それが何より辛さと悲しみを物語っているように感じた。

  世界中で異常気象となっている。海水が1メートル上昇すると信じられない犠牲者が出るそうだ。多くの環境科学者が危機感を訴えているが、国家の指導者達は 戦争やテロという愚かな行動に走っている。テレビで「地球温暖化のカナリア」というタイトルでアフリカの原住民の生活を採り上げていたが、間違いなく「地 球破壊」が始まっている。

 数日前、テレビで衝撃的な現実を知った。世界的な観光地でバカンスを楽しむ人達がいる裏側で、ネパールなどの貧しい人達が人身売買され、幼い年齢で売春を強要されているというもので、日に100人を相手というアナウンスに衝撃が走った。

  世界中のあちこちに地獄の現実がある。環境破壊は地球全体を地獄にしてしまう。そのブレーキに宗教の役割が大きい筈だが、それが互いに戦っている状態では 救いがない。「国民の利益を守ることが第一」と発言し、経済主義中心で京都議定書から離脱している大統領の存在がこの世の現実。

 事実を隠す政治家も多いしマスメディアの存在価値がダウンしつつあるような気がする。
森林破壊や砂漠化の現実を知ると背筋が寒くなる筈だ。野菜が採れ過ぎて漁獲量が激減している事実もある。

もう地球は手術不可能な状態だそうだが、今なら何とか治療する方法はあるとのこと。それには人間一人一人が医師の立場になる必要性があるようだ。

 語呂がピッタリしていた「水金地火木・・」から冥王星が削除されてしまったが、地球が「死んだ星」にならないように考えたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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