島根県出身の知人がいる。彼の故郷は「石見銀山」に近いところだが、「長い歴史がある」と聞いていた近くの「有福温泉」のことが今日のテレビ番組に登場していたそうだ。

　歌手の佐川満男さんが訪れ、お得意の風景画を描くというシリーズ物だが、竹をうまくあしらってリニューアルされたホテルが登場していたと言い、いつか一緒に行こうと誘われた。

　列車を利用すると岡山駅から特急「やくも」の乗り継ぐという不便なところだが、ネットで確認してみると、車なら中国道経由で苦にならない程度、機会があれば訪れたい場所として増えた。

　昨号でホテルのことをテーマにしたが、今回の北海道行きで興味を感じるホテルがあったので紹介を。

　ホテル名が何よりユニークで「男爵倶楽部」というところ。所在地は函館駅のすぐ近く。入手してきたパンフレットを見ながら発想もユニークだと感心した。

　ご興味のある方は、ネットで検索されるとよいだろうが、「川田龍吉」さんという人物について調べるとびっくりすることを知られることになるだろう。

　次に北海道に行った際は、このホテルのスイートに宿泊をしてみたい気になった。函館には北島三郎さんの記念館の階上部分がホテルになっているところもあるが、男爵倶楽部のホテルに取り組む姿勢に本気モードを感じている。

　札幌市内にもユニークなホテルがいっぱいあるが、スタッフ全員が女性というところもあるので興味深いではないか。

　男性より女性の方がホスピタリティ性に優れていると言われ、それらは我が葬祭業にも然りの事実、弊社も随分前から女性スタッフの養成に取り組んでいる。

　過日の北海道での同じ日、安倍総理がサミット会場の視察で洞爺湖におられたことをニュースで知った。会場となるホテルはバブル時代の代物として有名なところで「再生のプロ」を迎えた歴史もあるが、素晴らしいスタッフが集まって活性継続につながるように願いたい。

　さて、東海道新幹線で７月１日から導入される「Ｎ７００系　のぞみ」の試乗会ニュースがあった。東京駅で車両をバックに女性アナウンサーが映っている。「それでは乗ってみたいと思います」とのコメントにガックリ。こんなケースで「思います」とは情けないレベル。

　別の番組を観たら、元ＮＨＫの著名なアナウンサーが「それでは、次のクイズに行ってみたいと思います」に衝撃が。決まっていることを「思う」という言葉で表現するなと伝えたい。

　ネット社会の流れの中、ブログの出現でコラムを発信される人がびっくりするほど登場している。こんな「独り言」みたいなものを綴られる人も多く、＜プロのコラムニスト！？＞と思う人も少なくない。

　そんな中、昨日の「ホテル　独り言」ではないが、グーグル検索で「コラム　独り言」でもトップページに出てくる現実に恥ずかしくて恐ろしい思いを抱いている。世の中には、不思議なこともあるものだ。