2004-07-03

九州弁で「せからしか」  NO 840

深夜にご不幸のお電話、前から承っていた方のご訃報が。

 病院での処置が終わるとお召し替えだが、ご本人が手縫いでご準備された喪服だから大変。「看護師さんたちでは無理なようです」とのことから、着物に長けたスタッフが病院へ直行したそうだ。

 故人は、お柩に納められて九州へ空輸された。航空会社の手配に併せ、ご一緒される方々のチケットも。

 後で分かったことだが、航空会社への強いコネクションがあったことが幸いしたようで、なければ明日の大型便まで待たされるということだった。

 このコネクションというご仏縁に、感謝の合掌をしなければと思った日となった。

 昼前から映像作り、7分50秒のビデオにナレーションを収録するが、原稿創作中に九州のメンバーが来社。社員の多くが出掛けている最中、<いいところへやって来た>と、申し訳なかったが収録の手伝いをお願いする。

 彼は、昨日の名古屋でのイベントに参加しており、その帰路にわざわざ立ち寄ってくれたもの。それを「こき使う」とは何事だと叱られそうだが、全面的に協力してくれて助かった。

 特殊な編集バージョンで、収録には何度も配線をつなぎ変えなければならなかったが、NGなく完成。お客様が来社される約束の時間に何とか間に合ってホッとした。

 そんな時、ふと昨日の名古屋での出来事が頭に浮かぶ。取材に来られていた方から「今月の号で書きます」と言われたことを思い出す。

 その方はルポライターだが、週刊誌で彼が受け持たれているページに私のことを掲載するとのこと。

 講演中に何枚も写真を撮影されておられたが、祭壇をバックにマイクを持つ光景を思い浮かべ、どんなことが書かれるのだろうかと心配に。

 一方で、今日、久し振りに会ったある会社の社長さんだが、名古屋のイベントが話題になり興味を抱かれたようで話がどんどん進展。8日に東京で行われるイベントに参加されることになった。

 代官山にある有名なレストラン、そこで企画された「偲ぶ会」の最新バージョンのシミュレーション。彼は、料理とサービスの道のプロでもある。田崎真也さんのワインの話にも興味を持つのは当然だろう。

 担当プロデューサーに電話を入れ、「特別にね」とお願いすると、「えっ、大阪から出席を?」と半信半疑。

 どの道もプロというものは探究心が強いもの。この社長も感性豊かで感動型。旅費、宿泊費、会費の負担を伴うが、何十倍の付加価値を得られて帰阪されるだろうと確信している。

 そうそう、冒頭のお客様だが、午後10時に「枕経を終えました」とのお電話があり、無事に九州へ到着されたので安堵した。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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