2023-08-06

フレイルかも?  NО 9993

霧島ホテル 大浴場台風情報を観ていると沖縄県で降る雨が異常に多い。久米島では降り始めから700ミリ
を超えているそうでびっくりだ。

私は60年前の今頃、神戸の中突堤から関西汽船の「浮島丸」に乗船して沖縄へ向かった。低気圧の関係からか強風が吹き、現在の関西空港の辺りから猛烈な揺れ、高知沖に行った時には船室で横になっても転がる状態で、最初の寄港地である奄美大島の名瀬港へ早く着いてくれと祈っていた。

名瀬を出て与論島などいくつかの島に寄港する行程だったが、高波の状態からはしけが港からやって来る形式で、船体から移るのに大変な状態になっていた。

那覇港へ向かう頃に強風がますます恐ろしくなり、変わった形の伊江島が見えてきた頃にはどうしようもなくなっていた。

那覇は泊港へ入港したが、岸壁には数千人の人達がいて警察や消防の車両があって何事かと思ったら、那覇と久米島を結ぶ客船が横波によって転覆し、多くの犠牲者が出て収容していることを知った。

それは「みどり丸事故」として知られるようになった大変な事故だったが、無線もない船舶で救助要請も出来ず、船員が波間にいて救助されたのはいいが、その船も無線がなく、入港して初めて惨事が判明したという悲しい事故だった。

神戸から66時間を要して沖縄に着いたが、二日間ほど体の揺れが収まらなかった。

帰路は鹿児島港へ向かう新造船「ひめゆり丸」に乗船したが、波も穏やかで快適な航海だった。

西鹿児島駅から東京行きの急行「霧島」で帰阪したが、SLだったのでトンネルの煤が大変で、帰宅したら顔が真っ黒だった。

今日は広島の日だが、鹿児島が出たところで「8・6・水害」のことに触れておこう。
豪雨による土砂災害で多くの被害者を出した大惨事だったが、錦江湾沿いのJRで大規模な土砂崩れがあり、乗務員や警察官の誘導で桜島フェリーでの救出が進められたドラマチックな特集番組を観たことを憶えているが、台風が近づき、線状降水帯も予想されていることから災害が発生しないように願っている。
鹿児島中央駅から霧島神宮駅へ行くのに2回このコースで通ったことがあるが、錦江湾を前に急峻な絶壁が迫っている立地で、「雨よ降らないで!」と手を合わせていた。

わが夫婦の介護保険の高額返金通知が届いたが、いつもの通り期待外れで仕方がない。封筒に「還付金詐欺に注意」とあったことあるが、今回は「フレイル」がテーマで年齢とともに体や心の働きが低下している状態という説明があった。

数日前、テレビのCMで健康寿命に関して「膝」の問題を解決するサプリメントが紹介されていたが、私もフレイルなのかと思うこの頃ごろである。

過日の号で第一回膵炎の発症について書いたが、第二回目の発病は北海道旅行で函館の温泉旅館の夕食で食前酒を口にしたことが悪かったみたいで、函館駅から「スーパー白鳥」で新青森駅に行き、新幹線で八戸駅へ行った頃には徐々に悪化している感じがし、次の日に一関駅からドラゴン線で気仙沼駅へ行ったときは最悪で、次の日に東京駅から「ひかり」で帰阪した際は、車内から医院へ電話を入れて診察をお願いしていた。

診察の結果は再発で、前回に入院した日赤病院が満床で天王寺の鉄道病院に入院したが、診察を受けた先生から「随分と悪いよ。すい臓に石が二つあるし、嚢胞も存在するのだから気を付けないと」と言われ、管理栄養士の食事を毎食に選択しなければならないとアドバイスされた。

ずっと微熱が続き、絶食で運動不足になると思って点滴をぶら下げて歩こうと廊下に出たら看護師さんに出会い「安静です」と叱られた。

それから6日間絶食が続き、日赤病院へ転院したが、移動の際の車の中で道路の継ぎ目で感じる腹部の痛さは最悪だった。

「また来られましたね」と日赤の先生に言われたが、その日から5日間絶食が続き、明日の午後から「食事が出ます」と言われて期待したら、米粒の一切入っていない重湯と具のない味噌汁に衝撃。添えられていたリンゴジュースのパックが最高に美味しく感じ、それからずっとリンゴジュースのファンになった。
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