2013-02-21

気付くこと  NO 3203


 過去に何度か紹介したが、月に何回か様々な宗教のポスティングが入っている。そんな中から近くの天理教の教会の名称が入った「ことば」とタイトルのある文章を転載する。

「冷たくかじかむ手に『はぁー』と息をかけると とても温かく 熱い飲み物に『ふっー』と息をかけると熱さが和らぎます。同じ口から出る息ですが 温かくも冷たくも感じます」

「言葉も同じ口から出ますが 優しく 厳しく 大きく 小さく・・・ そして温かくも冷たくも感じます。言葉は 時や場面や相手によって使い方も内容も変わるものですが、言葉一つで癒されたり元気になる反面 ストレスを与え合い 傷付くこともあります」

「日頃の挨拶も より爽やかに そして 嬉しい言葉 優しい言葉 労りの言葉などが 人と より良き関係の潤滑油となります」

  過日、友人と食事を共にした。その際、彼が管理人として活動している世界から、私の愚書のプレゼント企画が出て来た。そこでスタッフに在庫の確認を頼んで おいたが、ずっとお葬式が重なっているところから難しいようで、ふと通ったお通夜の式場の前で担当者に直接頼んできた。

「葬儀屋七万歩才 のあの世の旅」という小説だが、随分昔に生かされているという証しとして書いたものである。テーマにしたのは「小の月」「大の月」に関して言われる「西向 く士(さむらい)生尽きて、いざ五七夜の十王経」であり、葬儀と言う仕事に従事していて、あの世の存在を信じなければ成り立たない思いからの行動だった。

 まだあればの話だが、随筆「悦生」の2作をプレゼントする予定だが、この独り言で後日にそのHPを紹介するのでご興味があればその際にどうぞ。

 近くの食堂に入った。アルバイトの若い男性が熊本県の三角出身と言ったので、JR九州が熊本と三角間を走らせている特急「A列車で行こう」のことを伝えたら、「本当ですか!初めて知りました」と驚いていた。

 続いて来月から走り始める八代と川内(せんだい)を結ぶ「おれんじ鉄道」のユニークな特別列車「おれんじ食堂」の話をしたら、冗談みたいに感じたようだ。

 そんなやりとりをしていたら、家族連れのお客さんが「私、大牟田なの」と言われたので荒尾のグリーンランドのことが話題になり、大牟田駅近くにある「一歩」という割烹が私のお気に入りだと話すと驚いていた。

  厳しい冷え込み、温まろうといつもの銭湯に行った。「恵那ラヂウム温泉」という看板が掲げられた今日の温めの湯は「薬宝湯」で、これまでに何度も体験した 「川?末」と「当帰末」が入った褐色の湯。色と香りだけでも何やら効能があると思ってしまうような雰囲気があり、左半身の温覚、痛覚が麻痺している身体の 私にとっては何よりの世界となっている。

 明日はお世話になっている医院へ行き、眼科の先生に託される手紙を届け、大きな病院での検査を受ける予定を進めたい。

動けるだけで有り難いこと。寝たきりにならなかったことに感謝。ボタンが留められる。タオルを絞ることが出来る。食事が出来る。味を感じる。それがどれほど有り難くて素晴らしいことかを入院生活で学んだが、こんな当たり前のことが幸せだと手を合わすこの頃である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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