2007-03-19

突然の訪問者  NO 1809


 午前中、シーン西館の前の「疎開道路」を消防車が何台も走って行く。<!?>と思って道路に出ると、300メートルほど先の信号の辺りに停まり、次々にサイレンを鳴らして救急車やパトカーが集まってきた。

 近くの防犯委員のおじさんが自転車で走って行く。どうやら昔に映画館があった場所の裏側の方だ。10分も経つと、消防車が10数台も並んでいてびっくり。

 しばらくすると現場の近くから戻って来た近所のお兄さんと会い、その火災がボヤで軽度の被害だったそうで近所の人達と共にホッとした。

 そんなサイレンの音にかき消されて携帯電話が鳴っていたことを知らず、20分ほどしてから気がついて確認。すぐに相手に連絡を入れた。

 遠方から来阪される予想外のお客様。東京と広島からの特別な訪問者に対し、前から交流が始まっていた「サンサンてるよ」さんにメールで連絡、そうしたら、ホテルの手配など心温まるご配慮をくださったそうで手を合わせた。

 この数日、特別に冷え込む我が大阪だが、そこにコートもなしにやってきてしまった女性。彼女に「サンサンてるよ」さんがわざわざ自宅からコートを持参くださってお貸しいただいたという裏話も聞かされた。

  ホテルのチェックインを済ませてからの連絡が遅く、<!?>と思っていると電話があり「携帯の充電器を忘れてあちこちのコンビニを回っています」とのこと だったが、これについても「サンサンてるよ」さんがご自宅に戻られて、数種の充電器を持って来てくださったそうである。

 2人が遅れて到着した寺田町駅、<この寒さには鉄板焼きが最高だ!>と考えて伴ったのは焼肉店ではなく「お好み焼き屋」さん。そこで自分で焼く大阪の味を体験してもらった。 

ホ テルで初対面となった「サンサンてるよ」さんのイメージは?と訊いたら、全く違う性だったので驚いたというのが二人に共通する感想。勝手に描いていた如何 にも大阪のオバサンというイメージとは異なり、インテリジェンスと気品あふれる美しい女性に圧倒されたと言っていたが、「勝手に想像する危険性」について 説教もしておいた。

 焼そばとお好み焼きで温まり、そこから大阪の夜のひとときを過ごして貰おうと考えたのだが、日曜日は私の知人の店は大半が休業日。そこで妻に電話を入れてフォローして貰うことにした。

「ここだったらゆっくり出来る」と紹介されたのが、なんとカラオケルーム。何室もある大規模なところだったがガラガラ。歌うより会話を中心に時間を過ごしていた。

  そこで聴かせて貰った歌声は、まさに天使の歌声だった。<普通じゃない!>というのが私の感想。それは幸せな時間を過ごさせて貰うことになり、不思議なご 仏縁の成り行きに自然に手を合わす自分がおり、歌わなくてもよいのに歌ってしまい、恥ずかしくも点数を下げた出来事にもなってしまった。

 帰宅してメールを確認したら、「無宗教葬儀の進行、大成功でした」と嬉しい報告があった。それぞれが使命感に目覚めて「癒しや慰め」を重視した葬儀の実践に努めているようで喜ばしいこと。

 数日前、私の関係者達が発信するHPやブログを知られて訪問くださった方が「皆さん、大変よいことをされている。久世君、君は素晴らしい活動をしているではないか」とお褒めの言葉を頂戴して身が引き締まる思いがした。

 今日のお好み焼きの店、そしてカラオケルームの中で熱く語ってくれた悲しい葬儀の話題、2人の女性が涙を浮かべながら懸命に体験談を語ってくれたことが特別に印象に残っている。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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