2009-11-15

厳戒態勢の中へ  NO 2585


  昨号を発信し。日付が変わってから真向かいの銭湯へ行ったら、番台におられた女将さんから「10人来られたわよ」とのお言葉、それは、弊社の式場でお通夜 を過ごされている方々のご入浴、心配になったのは銭湯サービスとして式場にセッティングされているタオルセットのことだった。

 シャン プー、リンス、タオル、バスタオルなどが入っており、ご自由にお持ち帰りくださいと明記もしてあるし、銭湯での湯上りにはドリンクサービスもお願いしてあ るものだが、ご就寝される前にご親戚の皆さんが温まりながら故人の思い出話を交わされることも有意義であると考えている。

 朝、喫茶店でモーニングサービスを注文する。コーヒー、トーストにゆで卵がセットされているが、アルバイトの学生らしき男性の言葉遣いが面白い。テーブルに並べる際に「こちら、モーニングサービスになります」と言うのだから、何か変化が起こりそうな言葉だ。

 そんな言葉を新幹線「のぞみ」の車掌のアナウンスで聞いた。「まもなく発車となります」なのだが、べつに変ではないと仰る方もおられるだろうが、何とも違和感を感じてしまうのである。

 揺れと騒音の少ないと言われる「N700系」を選択、オバマ大統領のおられる東京へ向けて乗車したが、小田原駅を通過した頃に次のような恐怖のアナウンスが。車内に緊張の空気が流れた。

「お客様にお尋ねを申し上げます。黒のスーツケースを15号車でお預かりいたしております。お気付きのお客様は係員までご連絡ください」

  時が時だけに「ひょっとして爆発物では?」と考えてしまうし、15号車といえば先頭車両から2両目、もしも爆発でもすれば大惨事となるだろう。5分ぐらい 経過して同じ内容のアナウンスがあったのでいよいよ緊張。やがて新横浜駅に到着する頃に「先ほどのスーツケースですが、該当のお客様がおられましたのでご 報告申し上げます。大変、お騒がせいたしました」と放送があって落ち着いた。 

 フラフラ感に目の調子が悪いところから高速運転される列車は大変だ。如何に「N700系」にしても外に流れる景色は同じ。気分が悪くならないようにブラインドを下ろして目を瞑っていた道中だった。

 在来線に乗り換えるのが大変、ホームに上がりたいのにエスカレーターが逆に下りになっているところもあり、手摺をしっかりと握って階段の昇降に気をつけた。

 今、あるホテルの一室でこの「独り言」を打っている。昨夜の当直者達は大変だったよう。深夜に数件のご依頼があって飛び回ってくれたそうだが、これから冷え込んでくるとそんなケースが多くなるので大変だ。

  退院してから初めての長距離移動。まだ車を運転したり乗せてもらうことは避けているが、指圧治療で京都行きの往復で利用する京阪特急からすれば、新幹線は 高速であってもカーブが少ないので少しは楽。そんな私を心配する妻が重い荷物を手にして階段の後方を歩いてくれるが、このパソコンの重さには閉口していた ようである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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