2014-05-16

合掌が続く  NO 3638


深いご仏縁のある方のご不幸が続いている。

今 日もお通夜に行って来たが、故人は私と同年代。寒い時期に夜の散歩でご夫妻と出会った際、ご主人が「ちょっと大変な病気なのでその節はよろしく頼む」と言 われ、「私の方が先に逝くから送ってくださいね」と会話を交わしたことを思い出すが、メモリアルコーナーにあった多くの写真を拝見しながら静かに手を合わ せて来た。

インテリジェンスのある人物だったし、地域の方々のためにとフットワークの素晴らしい方だった。こんなに早くご逝去されるとは想像もしていなかったし、絶対に私の方が先に逝くと思っていたので衝撃を受けた。

明日もお通夜に行かなければならない。最後にお会いしたのは源ヶ橋の三井住友銀行の近くだったが、杖を手にして歩く私を見つけられて自転車を止められ、「随分と回復されたみたいで」と数分会話を交わしたことが思い出される。

奥様とあるお寺様のお葬式の際にお会いしたことがあるが、随分と昔からご仏縁があり、先代さんが亡くなられた際に私の事務所に来られ、ご遺言から私に司会をとご依頼くださったことも忘れられない。

先代さんは「松下幸之助氏」を彷彿するような人物だったし、会社を後継された故人は曲がったことの大嫌いなご性格で、良い意味での頑固一徹な部分が大好きな人だった。

その方の会社の前で「天台宗のご本尊は何を?」と質問されてお話したこともあった。ご親戚にお寺様がおられ、先代さんの葬儀の時も神経を遣ったことが懐かしい。

知人や友人達の訃報が多いし、入院しているので見舞いに行かなければならないことがいっぱいあるが、そんな中で明後日に退院という友人もいたので少しホッとしている。

さて、今日のニュース映像にびっくりの光景があった。自転車遊びをしていた幼い男の子を突然近所の犬が襲ったのだが、猫が体当たりして助けたという事実が報道され、世界中で話題になっているようだ。

ニュースでは男の子が数針縫う怪我をしたと伝えていたが、猫の行動を賛辞する言葉がいっぱいあり、私も同感を覚えた。

我が家にも一匹の猫の存在があるが、「猫に鰹節」「猫被り」「猫に小判」「猫の額」「猫の目のよう」「猫の手も借りたい」「猫舌」「猫目石」「猫柳」などの言葉を思い浮かべながら寝ている猫の姿を眺めていた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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