2005-05-11
ちょっとウトウト子守歌? NO 1153
昨日、北海道のことを書いたが、朝、「ちょっと旅行に行ってきます」と、妻から数日後の北海道行きを教えられた。
大手旅行会社のパックだそうだが、数人の女性グループの参加。2泊3日の費用が4万円弱というので<どうなっているの?>と驚いた。
目にした行程表、関西空港から羽田で乗り換えという不便もあるが、航空運賃、バス、宿泊費を考えたら信じられないツアーである。
過日、友人達が宮崎へ1泊2ラウンドというゴルフパックに行ってきたと聞いたが、それも正規の往復航空運賃程度の費用というセット料金。最近、低料金のパックツアーに人気があるみたいで、不思議な価格設定が潮流のようだ。
世の中「100円ショップ」も大人気、社会の流通機構を根本的に変化させた安価商品の提供が消費者に歓迎されているようだが、その裏側に秘められた悲劇があることも知っておきたいものである。
徹底した下請け泣かせという実態もあるし、常識で許容される適正利益も拒否されている現実を報じた記事を目にしたこともある。
ある大手企業の役員さんの話で驚いたことがあった。部品を納入させる孫受け会社の決算書提出を義務付け、利益が出ているようなら納入コストを限界まで下げさせるというシステム。
こんな社会構造に「歪」が生じるのも当たり前、自動車メーカーのリコール問題がそんなところに原因があるようにも考えられるし、鉄道や飛行機事故の背景にも恐ろしい危険性が孕んでいるような気がする。
こんな社会風潮では「匠」と称される職人さんは育たない。人件費が安いからと、中国や東南アジアに工場を建設するのも安易過ぎる。それこそ地球温暖化に対する研究のように、子孫の将来を真剣に考えて欲しいもの。
今日も多くのお客様、夕方から明後日のコンサートの音合わせ。ギターと三味線の音色が心地良く、春の季節がそうさせたのか客席でついウトウトしてしまっていた。
終わってから目を覚まそうと近くの喫茶店へ。そこでコーヒータイムの間、マスターさんの配慮で有線放送にリクエストが。しばらくすると西川慶さんの「コーヒーのある情景」が流れてきて幸せな気分に。ご本人もえらく喜ばれていた。
このお店のママさんが上品な方。ブログを最近に始められ、近い将来にご紹介をと考えている。
コーヒーカップに添えられたスプーンがオシャレ。マスターさんが「どうぞ」とお出しくださった紫芋のアイスクリームが絶品。しかし、ご夫妻のお話しによると「親子丼」が最高だそう。西川慶さんが「明後日のコンサート前に来ますから」と楽しみな約束。
来月、西川慶さん講師による「発声学講座」が開催されるが、カラオケを愛される方々に人気があるようで申し込みが多く、講師の哲学を拝聴すると「発声学」は「発声楽」ということだそう。号外でご参加される方々の募集を呼び掛けようと考えている。