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2002-08-07

アデランス    NO 158

北の国の苫小牧、室蘭市民斎場で開設されたHP。その中に表記が始まった「トピックス」のコラムの高尚なレベル。それらは、葬祭業に従事するすべての人、また、一般の方々にも是非お読みいただきたい内容だ。

 それに比べて今日の独り言は、私の羞恥なことについて吐露することにします。

 10数年前頃、信じられないような気短になっていたことがあった。後頭部が重く、車の運転や机で文字を書く作業の際に特に痛んでいた。

 そこで医師の診察を受けることになり、それらの原因が高血圧であることが解った。

 125~190、「よく生きてきたね」と、医師から冗談を言われたぐらいの血圧で、その日から降圧剤の服用が義務付けられた。

 葬祭業の職業病は胃潰瘍や十二指腸潰瘍で、これらの検査も併行され、胃カメラの結果で発見された古傷の多さに仰天された医師は、十二指腸潰瘍の薬の服用も決定された。

 お陰で「薬」が食後のデザートのようになり、こんな面倒なことはないと思いながらも現在にまで至ってきた。

 薬の服用を始めて2年が経過した頃、友人と行ったゴルフ場の風呂場の脱衣場で整髪していると、友人が恐ろしいことを言い出した。「髪が薄くなってきたのでは」と言うのである。

 そう言えば? 白髪交じりではあるが「ふさふさ」タイプであった私は、無性に気に掛かり始め、後日に薬を貰いに訪れた際、その旨を医師に伝えてみた。

「副作用はありません。年の所為ですよ」 医師は笑いながら、そう言われた。

 1ヶ月ぐらいした頃、座っていた私の後方を通った娘が、「パパ、薄くなったようよ」と言ったからたまらない。

 次の日、私は娘の情報から、梅田にある有名なヘアエステを訪問することにした。

 そのサロンはビルの地下1階にあり、受付のフロントに若い女性が座っており、様々なコースの説明を受けたが、せっかく来たのだからと、1日体験コースというのを受けることになった。

 別室に案内され、出されたお茶を飲んでいると白衣の女性が入って来て、出された資料プリントに基いての問診が始まった。

「ご両親の髪は如何ですか?」「ご兄弟は?」「これまでのご病気は」「ストレスは?」「お仕事の内容は?」「タバコは?」「お酒は」「偏食は?」「睡眠時間は?」「年収は?」

 年収が何に関係するのか知らないが、聞かれたことにはすべて答えた。

 そこから始まった初めての体験。それは悲劇と喜劇が織り交ざったような物語。

 この続きは明日に。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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